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紅蓮の契約  作者: ZEN
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第16話「隠された双子」【中編】

【シーン:地下施設・緊迫】


セリナの「ヨンジュンを信じる」という答えに、

ジュンソクの表情が、みるみる歪んでいく。


目の奥に、

耐えきれない絶望と狂気が渦巻く。


**


「どうしてだ……!」


「どうして……また僕じゃない!!」


**


ジュンソクは、

手に持っていた椅子を叩きつけた。


破片が、部屋中に飛び散る。


**


【シーン:セリナの勇気】


それでも、

セリナは怯まなかった。


震える足で立ち上がり、

真っ直ぐにジュンソクを見据える。


**


「あなたは、“選ばれなかった”んじゃない。」


「誰かに”捨てられた”んじゃない。」


「あなたは――あなた自身なんだ!」


**


「それだけで、

 本当は、生きる価値がある!」


**


セリナの叫び。


それは、

ジュンソクの心を鋭く突き刺した。


**


【シーン:ジュンソクの崩壊】


ジュンソクは、

膝から崩れ落ちた。


震える肩。


嗚咽。


――そして、呟き。


**


「……それでも、

 僕は、もう戻れない。」


**


「誰かに許されることも、

 救われることもないんだ。」


**


【シーン:ジュンソクの最期の選択】


ジュンソクは、

ポケットから銃を取り出した。


そして、

その銃口を自分に向けた。


**


「これが、僕の”償い”だ。」


**


セリナは、息を呑んだ。


(やめて――!)


(ヨンジュンさんの兄弟なのに――!)


**


【シーン:走る足音】


だが、その時。


遠くから、

駆ける足音が聞こえた。


**


(ヨンジュン……!)


**


**


扉が開かれる。


そこに立っていたのは、

全力で駆けつけたジン・ヨンジュンだった。


**


【シーン:絶叫】


ヨンジュンは、叫んだ。


「やめろ、ジュンソク!!」


**


その声は、

確かにジュンソクの耳に届いた。


震える手。


銃口が、微かに下がる。


**


(続く・後編へ)

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