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紅蓮の契約  作者: ZEN
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第15話「壊れた約束」【後編】

【シーン:会長室・極限の選択】


スクリーンに映る、

必死にもがくセリナの姿。


ヨンジュンの拳は、

音が聞こえるほどに強く握り締められていた。


**


(選べるわけがない――!)


(セリナを犠牲にして、俺だけ助かるなんて。)


**


【シーン:ギョンウの追い打ち】


ハン・ギョンウは、

悠然と続けた。


**


「答えは?」


「君の復讐心は、

 本当に”愛”を越えられるのか?」


**


ヨンジュンは、

ゆっくりと、顔を上げた。


その瞳には、もう迷いはなかった。


**


「……あんたの言う”取引”なんか、いらない。」


**


「俺は――彼女を救う。」


「何があっても、

 絶対に。」


**


【シーン:会長室の激突】


次の瞬間。


ヨンジュンは机を蹴り飛ばし、

隠していた小型ナイフを抜き放った。


護衛たちが一斉に動き出す。


だが、

ヨンジュンの動きは、それを上回った。


**


(ここで負けたら、

 すべてが終わる。)


(セリナを、守れなくなる。)


**


鋭く、速く、

研ぎ澄まされた動き。


ヨンジュンは、

次々と黒服たちを制圧していった。


**


【シーン:ギョンウの逃走】


ギョンウは、

秘書たちに守られながら、

非常口へと逃げ出した。


**


ヨンジュンは、

すぐにその後を追った。


**


(待っていろ、セリナ。)


(必ず、助けに行く。)


**


【シーン:セリナの囚われた部屋】


その頃、

どこかの地下施設。


セリナは、

冷たい椅子に縛り付けられ、

必死に脱出を試みていた。


**


「ヨンジュンさん……」


「私、信じてる……!」


**


涙を堪え、

震える体で、必死に心を繋ぎとめていた。


信じている。

彼は、必ず来てくれると。


**


【シーン:未来への賭け】


ヨンジュンは、

暗い非常階段を駆け上がった。


セリナを助けるために。


愛する人を、

今度こそ守り抜くために。


そして――


すべてを、終わらせるために。



【第15話 完】

 

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