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紅蓮の契約  作者: ZEN
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第15話「壊れた約束」【中編】

【シーン:ハンギョングループ本社・会長室】


重厚な扉が、音もなく開かれた。


ヨンジュンは、黒服たちに導かれるまま、

一歩、また一歩と中へ進んだ。


そこにいたのは――


ハン・ギョンウ。


この復讐劇の、すべての元凶。


椅子に悠然と座り、

手元のウイスキーグラスを弄んでいる。


**


【シーン:父と息子】


「久しいな、ジン・ヨンジュン。」


ギョンウは、低い声で呟いた。


**


ヨンジュンは、無言で対峙する。


この男が、

父を殺し、

すべてを奪った。


そして今、再び彼の目の前に立っている。


**


「何の用だ。」


**


ヨンジュンの声は、氷のように冷たかった。


**


【シーン:ギョンウの提案】


ギョンウは、笑った。


それは、まるで全てを見透かしているような、

底知れぬ笑みだった。


**


「取引だ。」


**


「セリナを諦めろ。」


「そうすれば、君のすべてを許してやろう。」


**


ヨンジュンの瞳が、鋭く光った。


**


「……ふざけるな。」


**


ギョンウは、

まるで退屈なゲームを楽しむかのように、肩をすくめた。


**


「君は分かっていない。」


「セリナは、私の”作品”だ。」


「自由など、最初からない。」


**


【シーン:ヨンジュンの怒り】


ヨンジュンは、一歩前に出た。


胸の奥から、

かつてない激しい怒りが湧き上がる。


**


「……だから、あんたを終わらせる。」


「セリナは、あんたの所有物なんかじゃない。」


**


「彼女は、彼女自身の人生を生きる。」


**


【シーン:ギョンウの罠】


ギョンウは、

小さなリモコンを取り出した。


ボタンを押すと、

スクリーンに映し出された映像。


それは――


拘束されるセリナの姿だった。


**


「君が逆らえば、

 彼女がどうなるか、分かっているな?」


**


ヨンジュンの血が凍る。


(セリナが、捕まった――!?)


**


【シーン:絶望】


ギョンウは囁く。


「君の”選択”だよ。」


「命を賭けてでも彼女を守るか――

 それとも、全てを諦めるか。」


**


ヨンジュンは、

牙を食いしばった。


**


(どうすれば――)


(どうすれば、彼女を守れる――!?)



(続く・後編へ)

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