表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紅蓮の契約  作者: ZEN
47/84

第14話「償いの選択」【中編】

【シーン:病院・ジュンソクの病室】


ヨンジュンは、

静かにジュンソクの病室を訪れた。


点滴に繋がれたジュンソクは、

薄く目を開けて、かすかに微笑んだ。


**


「……来たんだな、ヨンジュン。」


**


ヨンジュンは、

ベッドのそばに立ち、

しばらく無言で彼を見つめた。


**


【シーン:兄弟の対話】


ジュンソクは、

苦しそうに息を整えながら言った。


「……俺、もう……

 逃げないよ。」


「自分がやったこと、

 全部、認める。」


「罪を償う。」


**


ヨンジュンは、

静かに頷いた。


**


「……それが、お前の選択なら。」


**


「俺は、お前を信じる。」


**


たとえ、

これまでどれだけ憎しみ合ったとしても。


たとえ、

この先どれだけの苦しみが待っていても。


兄弟であることだけは、

消せないから。


**


【シーン:セリナの来訪】


そのとき、

病室の扉が静かに開いた。


入ってきたのは、セリナだった。


手には、小さな白い花束。


**


「……これ。」


セリナは、ぎこちなく、

でも真剣な表情でジュンソクに花を差し出した。


**


「あなたのために。」


「罪を償うあなたを、

 私は、応援したい。」


**


ジュンソクは、

一瞬、信じられないような顔をした。


そして、涙を堪えながら、

深く頭を下げた。


**


「……ありがとう。」


**


【シーン:新たな絆】


ヨンジュン、セリナ、ジュンソク。


三人の間に、

確かな”新しい絆”が生まれた瞬間だった。


**


それはまだ、

脆くて、壊れそうなもの。


けれど、確かに存在していた。


**


【シーン:復讐の終焉】


ヨンジュンの心に、

静かな安堵が広がっていた。


(俺は……)


(復讐だけに囚われた自分を、

 ようやく、手放せた気がする。)


**


過去は消せない。

でも未来は、自分で選べる。


そう、初めて思えた。



(続く・後編へ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ