第14話「償いの選択」【中編】
【シーン:病院・ジュンソクの病室】
ヨンジュンは、
静かにジュンソクの病室を訪れた。
点滴に繋がれたジュンソクは、
薄く目を開けて、かすかに微笑んだ。
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「……来たんだな、ヨンジュン。」
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ヨンジュンは、
ベッドのそばに立ち、
しばらく無言で彼を見つめた。
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【シーン:兄弟の対話】
ジュンソクは、
苦しそうに息を整えながら言った。
「……俺、もう……
逃げないよ。」
「自分がやったこと、
全部、認める。」
「罪を償う。」
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ヨンジュンは、
静かに頷いた。
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「……それが、お前の選択なら。」
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「俺は、お前を信じる。」
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たとえ、
これまでどれだけ憎しみ合ったとしても。
たとえ、
この先どれだけの苦しみが待っていても。
兄弟であることだけは、
消せないから。
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【シーン:セリナの来訪】
そのとき、
病室の扉が静かに開いた。
入ってきたのは、セリナだった。
手には、小さな白い花束。
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「……これ。」
セリナは、ぎこちなく、
でも真剣な表情でジュンソクに花を差し出した。
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「あなたのために。」
「罪を償うあなたを、
私は、応援したい。」
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ジュンソクは、
一瞬、信じられないような顔をした。
そして、涙を堪えながら、
深く頭を下げた。
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「……ありがとう。」
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【シーン:新たな絆】
ヨンジュン、セリナ、ジュンソク。
三人の間に、
確かな”新しい絆”が生まれた瞬間だった。
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それはまだ、
脆くて、壊れそうなもの。
けれど、確かに存在していた。
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【シーン:復讐の終焉】
ヨンジュンの心に、
静かな安堵が広がっていた。
(俺は……)
(復讐だけに囚われた自分を、
ようやく、手放せた気がする。)
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過去は消せない。
でも未来は、自分で選べる。
そう、初めて思えた。
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(続く・後編へ)




