詩 世界の歴史を記すモノ
『何もない』
『何にもなせない』
『だから何モノでもない』
全て ありのままに
始まりから 終わりまで
全部を記録する
この世界で起こった出来事を
白の歴史書に 綴っていく
真っ白なページを文字で埋め尽くしていけば
達成感に満たされる
充実感で満ちていく
何もないことなんてない
何もなせないわけじゃない
そう思う事ができる
声を記す
言葉を記す
心を記す
歴史を
営みを
自分にないものを
一つずつ探して
埋めていくために
『その果てに私は知る事ができた』
『何もなくても存在していいのだと』
『何もなせなくても生きていてもいいのだと』