第九話 救助部隊
今回初投稿です!
楽しんでいただけると幸いです。
「あー、君たち、少しいいかな?」
私たちが平常心を取り戻したころ、先程手を差し伸べてくれた男が私たちに声をかける。
「私は第5戦車小隊……じゃなくて、今は臨時第15救助部隊だったな……そして私は…」
彼が自己紹介をしようとした時、市街地で爆発音がする。砲撃戦の音だろう。
「おっと……とりあえずあのトラックに乗ってくれ」
そう言ってその男は、左側から走ってくる軍用トラックを指差す。旧式の兵員輸送用トラックで、今では珍しいガソリン車だった。
「私たちはどこに行くんですか?」
私はトラックに向かう前にその男に問う。明音はトラックを珍しそうに眺めながら、私よりも先に行く。
「あそこに見えてる巨大な空母さ!…と言っても、君たちが行くのはその周りにいる護衛艦だけどね。」
その男が明るく答える。私は遠くに見える巨大な空母を見て、少し考えた後、質問する。
「何があったんですか?」
男は少し考えて答える。
「実は僕たちも分からないんだ…」
私は落胆した。結局何も分からない。そのことに少し怒りを覚える。私が黙っていると男が口を開く。
「でも…オペレーションノアが発令された。これだけが事実だ。」
その言葉を聞いて私はまた質問しようとする。
「オペレーションノアってなん……………」
しかしその質問は輸送車にいた女性の軍人に遮られる。
「いつまで話しているの!さぁ乗った乗った!!!」
そう言って女性軍人は私の背中を押す。
私のわがままで避難を遮るわけにはいかない。私はその言いかけた疑問を飲み込んで、トラックに押し込まれる。20人ほどが乗っていた。そして私が乗った後、その女性軍人が色々と操作をする。20秒ほど経って、トラックは出発した。
さっき助けてくれた人は戦車に乗って砲撃戦が行われている市街地へと走り去っていく。きっと救助に向かうためだ。
遠ざかっていく戦車と、瓦礫と炎だけになった街を見ながら、私と明音はトラックに揺られる。だが私は驚くほど冷静だった。
皆さん初めまして、ブルングです。今回初投稿ですので、もしかしたら読みにくかったりするかもしれません。
誤字脱字等ありましたら、コメントで指摘していただくと嬉しいです。(他にも、ここが読みにくい などのコメントもお待ちしています)
読んでくれてありがとう!!!




