第三話 炎の海
今回初投稿です!
楽しんでいただけると幸いです。
私の出血も止まったころ。私たちは外に出て、状況を調べることにした。車外に出ると陽の光が眩しかった。依然として爆音は鳴り止んでいなかった。
上を見ると、崩れた高架が見えた。どうやら高架の崩落に電車ごと巻き込まれたらしい。次に私は振り返って街の方を見た。
そこで私たちは異常な光景を目にした。街が炎に包まれていた。高層ビルが中央から真っ二つに折れている光景には言葉を失った。
すると山の方から何か飛んできて、まだ無事だったビルに突っ込む。そして大爆発を起こす。そのビルが内側からひしゃげ、崩れ落ちていく。終末世界を思わせるその姿は、自然とわたしたちを魅了した。
上空を飛ぶヘリがいた。数は15機ほどだろうか。報道関係のヘリだった。次の瞬間空にもう一つ太陽が現れた。そして彼らは一つ残さず叩き落とされた。
「ヘリが…溶けた……」
周りにいる人は口々にそう言う。ヘリが溶けるぐらいだ。乗っていた人は蒸発してしまっただろう。
「とりあえず、どうしよっか?」
明音がこちらを覗き込む。
そう。どうするか。その選択が私たちの命を左右することぐらい私にもわかった。
「これは明らかに普通じゃない。テロなんかじゃあり得ない規模…」
私は考えを巡らせる。そして一つの結論に達した。
「他国からの侵略…!」
「うそっ!じゃあ今日本は戦争してるってことなの!?」
明音は楽観的でバカだが、この状況ぐらいは理解できたようだ。2人の意見は同じだった。
「逃げなきゃ!!!!!!」
「でも、逃げるってどこに?」
私は悩んだ。東京のこの状況に加え、なぜかデバイスでの情報調達もできない。もし逃げる方向を間違えれば、正面には焼け野原しか残っていない可能性もある。
「横須賀に逃げよう!」
明音が口を開く。
「あそこにはアメリカの第7艦隊もいるし、防衛軍の艦隊もいるはず!」
「もし壊滅してたら終わりだけど…………」
至極真っ当な意見だった。私は直感でそれしかないと思った。私はすぐに走り出した。
「ここから約30キロ。急がないと…はぁ」
30キロ。それは歩くにはあまりにも遠すぎる。
「レンタルサイクルを探そう!はぁ…はぁ」
明音のその提案を私は受け入れ、レンタルサイクルを探す。
「ほんっと!紙の地図って不便っ!!」
「デジタルだったら "近くのレンタルサイクル"で一瞬なのに!」
明音が吐露しながら地図を見せてくる。
「てかなんで紙の地図なんか持ってんの?」
私は明音に質問する。というのも、私は奴が地図を持っていることなど知らなかった。道路標識を頼りに進んでいたのだ。てか早く言え。
「お母様がねぇ〜『乙女の嗜みよ!』って言って持たせてくれたの」
「子が子なら親も親ね」
「でしょ〜?」
明音は誇らしげにニヤニヤとしていた。
「あっ!あったあった!」
そう言って明音は、道端にあるレンタルサイクル置き場を指差す。
そして私たちはその自転車にまたがり、30キロの移動を開始した。
皆さん初めまして、ブルングです。今回初投稿ですので、もしかしたら読みにくかったりするかもしれません。
誤字脱字等ありましたら、コメントで指摘していただくと嬉しいです。(他にも、ここが読みにくい などのコメントもお待ちしています)
読んでくれてありがとう!!!




