表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/23

第二十二話  脱出艦隊

 今回初投稿です!


 楽しんでいただけると幸いです。





 「全艦に通達。これより我々はハワイ島、真珠湾基地へと向かう。各自湾を脱出。その後輪形陣を組む」


 


 空母"くろひめ"の艦長が無線を飛ばす。その声を聞いた船たちは一斉に湾を離れ出す。


 


 全ての艦が脱出し、陣形を組み始めるまで30分とかからなかった。


 


 日本脱出より90分後、陣形が完成する。中央には民間船。それを囲むように3隻の空母。さらにそれを取り囲むように50隻を超える軍艦達。


 

 

 

   


   その姿はまるで"巨大な島"のようであった。





 

   「"しらかみ"はどうだ?修理できそうか?」


 


       くろひめの艦長が問う。


 


 「あの船は電気推進です。敵のEMP攻撃により機関に深刻なダメージを負っています。基地で修理するしか無いかと…」


  


  艦長の横に立ち、背が高く虚な目をした男が言った。


 


 「そうか…。この船もレーダーシステムにダメージを負っている。現在この艦隊を守っているのはたった一隻の非武装レーダー艦のみだ。敵の空襲が無ければいいが…」


 


  艦長は"うーむ"と唸り、頭の帽子をさらに深く被る。




「1時間後には4隻のレーダーが復旧する予定です。あと1時間耐えれば余裕が生まれるでしょう」


 


           男は言った。


 



 「それでも4隻だ。データリンクがあるとはいえ、あまり多くの目標には対応できん。レーダーの復旧を最優先にせよ」


 

「了解しました。私は事態の現状把握に努めます。失礼します」


 


 そう言って背の高い男は敬礼し、艦橋を後にしようとする。


   


      「あー、……一ついいか?」


   

       

       艦長が男の方を向き言う。


 


 「避難民達に温かいスープを振る舞ってくれ。足りなかったら私が隊員達に頭を下げる」


       

       艦長は頭を掻きながら言う。


 

   「了解しました…。2日は覚悟してくださいよ」


          「承知の上だ」


   その会話が終わるとすぐに男は走って行った。


   慌ただしい艦橋の中、艦長は静かにつぶやいた。


 

 「祖国よりもはや50浬。戻ってくるのはいつになるのか。もう、あの美しい日本の桜は見られないのかも知れないな」


     

    

    その言葉の後、静かに艦長は席を立った。


 


「この艦隊の指揮を任された身だ。隊員達に頭を下げに行かなければな!」


  


彼の着ているコートが大きく舞った。その姿は、"200万人規模の船団を任された重圧"これに対する虚勢のように見えた。




 皆さん初めまして、ブルングです。今回初投稿ですので、もしかしたら読みにくかったりするかもしれません。


 誤字脱字等ありましたら、コメントで指摘していただくと嬉しいです。(他にも、ここが読みにくい などのコメントもお待ちしています)


 読んでくれてありがとう!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ