第十四話 謎の少女
今回初投稿です!
楽しんでいただけると幸いです。
気づくと私は真っ白な部屋の中で座っていた。ここが現実でないことはすぐに分かった。影がどこにもないのである。視界は全て"白"であり、まるで1次元の情報しか持っていないように感じられた。
「君は死んじゃダメだよ」
気がつけばそこに居た少女が言った。いや、少女というよりは"少女のようなイメージを持ったなにか"なのだが。
「でも、こんな世界で生きてたってどうにもならないでしょ」
私は少女に見下ろされながら無気力に答える。
「あなたの考えがどうあろうと、生きなければならない。それがあなたを証明する唯一の方法だから」
その少女の言葉に少し苛立ちを覚える。私は冷たい床に寝転び、そっぽを向く。
「あなたはいつもそうね。いつも生きることから逃げてる」
少女は私の背中にきつい言葉を投げかける。
「逃げてるって?必死に生きようとして!でもダメで!!!だから楽な死に方を選んだの!!!それが逃げてることになるって言うの??ねぇ!!!」
私はバッと立ち上がって、少女に向かって怒鳴る。死後の世界で説教をされるとは思わなかった。そして生きろと言われることもまた予想外だった。どうやらここは地獄らしい。
「そうだよ。逃げてることになる」
少女は私とは対照的に冷酷に告げる。その言葉に暖かさなどありはしなかった。とても死人を慰めるようなものではない。私は驚いた顔をして固まっていた。少女はそんな私を見ながら微笑んで言った。
「あなたには生きる理由がある。それを達成しない限り、どんなに頑張っても無駄死ににしかならない。死ぬ時は全てを終えて、もっと苦しんでから死んで」
「あと、あなた。失血死は楽なわけじゃないから」
少女がそう言うと無機質な空間は急激に閉じていく。言いたいことは山ほどあるが、それを言う前に少女の姿は見えなくなってしまった。強烈な眠気が私を襲う。
次会ったら容赦しない。地に伏せながら私は少女が消えていった方向を睨みながら、眠りに落ちた。
皆さん初めまして、ブルングです。今回初投稿ですので、もしかしたら読みにくかったりするかもしれません。
誤字脱字等ありましたら、コメントで指摘していただくと嬉しいです。(他にも、ここが読みにくい などのコメントもお待ちしています)
読んでくれてありがとう!!!




