プロローグ
初めての小説投稿です!おかしな点も多々あると思いますがそんな時は存分に私を罵ってください!!とても励みになります!!
拙い文章ですが、楽しんでいただけると幸いです。
顔に当たる風が気持ちいい。暖かくも冷たくもない心地よいそよ風が俺の睡魔を呼び起こす。それは辺り一面に生えている草も同じようで、そよ風に吹かれ、なびいていた。そのようすはまるでいつの日かネットで見たバレエ団のようだーー
「で、ここはどこなんだよおおおおお!!!!」
俺、佐々木悠真。夢にまで見た異世界に転移しました。
2020年夏、俺は飛行機の中にいた。
現在、日本は東京オリンピックが開催され、お祭りムード真っ只中。東京在住の俺も当然見に行くつもりだったんだ。それなのにーー
「ちょっと悠真! なにシュンとしてんの!」
隣からバカでかい、女とは思えない声が聞こえる。
「ああ、悪い。ちょっとボーッとしてたみたいだ」
「やめてよね! せっかくの修学旅行なのに私まで気分が悪くなっちゃう! どっか行きなさい!」
この野郎、お前が飛行機が怖いからっ ておれを無理やり隣に座らせたんたろうが。
このアホの名前は七瀬琴美。俺の幼なじみだ。目はパッチリした2重で背も高く、スタイルがいい。モデルでもできそうなレベルだ。というか実際にモデルをしていたらしい。俺はよく知らんが……
そんな見た目は大人、頭脳は子供な劣化版コ〇ンくんが言ったように今、俺達は 修学旅行先の沖縄に行く飛行機に乗っている。
「これだから悠真はーー」
さっきから隣がうるさいのでトイレに行くために席を立つ。
「ああああああ!!!」
「ごめんなさいいい!! 神さま! 仏さま!! 悠真さまあぁぁぁ!!!! 私が悪かったです!!! なんでも言うことを聞きますううううう!! だからわたしをこんな所に置いていかないでええええええええ!!!!」
なにか騒音を発しているバカの手を振りほどきトイレに向かう。
やっぱり修学旅行なんて行くんじゃなかった。オリンピックに行っていればスキル持ちの選手を見る事ができたかもしれないのにーー
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
機体が凄まじい音を出し揺れ始めた。琴美はどれだけ騒げば気が済むんだ!これは説教が必要だな。そんな事を考えながら俺は用を足した。
ーー3分後ーー
飛行機は海に墜落した。
俺死んだんじゃね!?