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骸欠血損する食品群に関する一連の報告書  作者: 初枝れんげ(『追放嬉しい』7巻3/12発売)


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29/33

★神様の言う通り

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 毎日19:07に更新!

 ぜひ読んでね!


ホラー部門3位に入れました。

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タイトル

「骸欠血損する食品群に関する一連の報告書」


キャッチコピー

「 関係者はメニュー表にない料理を絶対に出さないでください 」


ジャンル

「ホラー(モキュメンタリー)」


作品リンク

https://kakuyomu.jp/works/822139836343947661

皆さま


佐倉 山羽です。

連続の投稿となりまして、大変恐れ入ります。

骸欠血損して社稷へと捧げられた准教授の死体を横目に私は石室の前に立ちます。


扉はヒンヤリとしています。

以前と同じですね。

あ、ちなみに三橋 安吾さんというのは実在しません。

というか、私が幾つか持っているニックネームの一つです。


さて、もうお気づきの方もいらっしゃるかもしれないので、少し説明をしたいと思います。


私の彼は既に死んでいます。


こう申しますと、先日の事故で死んだのだろうと思われるかもしれませんね。


『★しばらく更新できて_̷̡̜͍̝͚̝̯̬̘おらず申し_̷̨̡̢̡̢̜̬͕̜͕̠̱̞͉̩̰͔͓̞͍̜͙͐͋͆͊͗͝訳ありません_̸̨̠͙͎̞͔̙̹』で紹介した事故で。


いいえ、あれは違います。

いいえ、あれは嘘です。


皆様に恐怖し、共感し、忌むべきこのノートに引き込むための仕掛けです。


本当は2017年に死んでいます。

『交通事故に関する新聞記事(2017年12月24日)』で紹介しましたね。


あの事故で死んだMさんが、婚約者だった三輪 遠矢さんです。


ああ、でも。彼ではない他の人間が死んだというのは本当です。


このブログの熱心な読者様から、資料を見せて欲しいとメールが来たので、お見せしたのです。


そうしたところ、極度の恐怖を感じたようです。


ああ、あとそれから。

「★現地調査報告」で一緒にカフェに行ったのも、また別の方です。

その方もメールをくれたブログの読者の方でした。


せっかくですので、私の経営しているカフェに案内したのです。


ブログでは私が見たように記載しましたが、実際にはその方が見た光景でした。


もちろん、その後発狂しました。


さて。


強い感情は供物になるための条件でございました。

以前公開した『ある学者の論文作成用メモ(手記・日付不明)』に書いてある通りです。


巫女。


つまりオオゲツヒメに選ばれた私のことですね。


直接、あるいは間接的に接触した者は、納めの儀のための食材になります。

そうして原因不明の事件や事故の形で処理(下ごしらえ)されて、私の厨房へと届けられるのです。


私が彼が好みそうなメニューを考えて調理をして、毒見を致します。


そうして初めて、神の食事、神饌しんせんとして、社稷しゃしょく、つまり神の祭壇へ奉じられるわけですね。


なぜそんなことをするのか。


それはもちろん、事故で死んでしまった愛しい彼。


三輪 遠矢さんに死者の国で会うためです。


神饌とは死者の国の食事です。

その毒見をすることで、私は一時的に死んだ彼と会うことが出来る。


ただ、残念ながら、それは束の間のこと。


永久に逢瀬することはできないんですよね……。


また会うには次の供儀を行う必要があります。


以前は人目の付かない場所で、直接、人を襲うことで恐怖を与えて食材に変えるようにしていたのですが、どうしても効率が悪く悩んでいました。


不審者情報などにも掲載されてしまったりで散々でした。


そこで始めたのがこの異味ノート(忌みノート)だったのです。


間接的に皆様へ恐怖、絶望、怒りなどの強い感情を呼び起こすことができれば、大量の食材に変えることが出来るのですから!


彼との逢瀬のために申し訳ありません。


ですが彼が死んでからも何度も会うことができています。


彼と会わせてくれてありがとう。

食卓を囲ませてくれてありがとう。

骸をささげ、血を損なってくれてありがとう。


―――さあ。


ではもう少しお付き合いください。


石室の扉の向こうには神様がいらっしゃいます。


そして、その神様が情けをかけた男性が一人いらっしゃるのです。




_̴̨̨̦̱̥̠̘̜̗̘̓͒͒̓̿̓̎̐̚̕扉が開く。

_̵̡̡̢̢̛̛̪̞̹̙̫͖̖͕̖͊͌̎̉̚以前と同じ。

彼が交通事故で亡くなり、絶望し、山中をたまたまさまよって辿り着いたこの場所で、発見した時と同じ状態で。


『オカエリXXXXXXXXXXナサ イ』


目の前には古びた祭壇。

その上には腐敗した食物の数々。


そ_̵̨̨̨̛̛͍̥̮̟͉̜̳̤̪̈́̐̐̑̐̍̀̕̕して、その腐った食べ物にうずもれるようにして

一人の男性の死体が転がっていました。


ですが_̶̢̢͚̩̩̞̤̬̞̞͎̋̽͛͊̄̆̕͝その死体は痩せているものの、腐敗はしていません。


その理由は_̷̢̛̛̱̱̙̙̜̮̤̦̼̎͛͛̾̄͋̕͜神様のおかげです。


目_̵̨̨̛̱̦̤̘̳̪̥̰̹̙̈́̎͒̓̍̕の前には天井に背が届きそうなほどの巨大な女性が、

瞬_̶̡̢̢̢̦̯̰̟̳̞̟͚̯̫͆̀͗̕̕きもせず、男性の死体―――


いえ、准教授に殺された年老いた先生の亡骸。


_̷̢̢̨̤̥̱̞̤̝͇̈́́̏̿͐͘̕͠それを愛おしく抱き寄せ、口の中に食物(汚物)を詰め込もうとしています。


最初に遭遇した時は驚いて腰を抜かしましたが、死者の国と往還し続けた私はもはや動じません。


『マダ XXXXXXXXXX オナカガ XXXXXXXXXX フクレナイ ノデショウカ。

XXXXXXXXXXタ ベモノガ XXXXXXXXXX タリナイ ノデショウカ XXXXXXXXXX』


神は悲しそうにおっしゃいます。


そう、彼女はその人間が死んでいることが理解できていません。


石室に閉じ込められた先生は、飢えにより苦しみました。


そして、あろうことかこの神域。


オオゲツヒメをひそかに祀っていた祭壇の前で願ったのです。


食べ物が欲しい。

飢えたくない。

死にたくない。

お腹いっぱいになりたい、と。


優しいオオゲツヒメはその願いを聞き届けました。


そして、実体のない自分に代わり、たまたま自殺するために入山し、さまよいこんだ私を巫女に選び、食材の調達の代理を命じたのです。


しかし、死んでいることに気づかない彼女は、_̴̡̨̨̨̛̛̜̜̜̤̫̱̠̯̱͆̀̋̍̾̕延々と意味のない行為を繰り返し続けます。


これからも。

_̸̨̨̡̛̛̪̞̦̝̼͇̳̳͒̾͋͗̊̕繰り返し続けるでしょう。


私は毒見_̶̧̡̡̡̘̘̫͎̪̪̤̺̺͆͐̓̎̔̊̕を続けるでしょう。


呪いを_̶̡̢̨̢̙̬̫͖̘̦̝̼̫̈́̾̂̈́̽̕͘振りまきながら。


この国。

この世界。

人間すべてを供物に変えながら。


死者の国へ_̵̢̢̨̢̝̩̫̦̗͙̟͆̾̔͋͘蚕の糸を伝って往還し続けるでしょう。


彼と幸せ_̷̢̢̢̗̗͕͙̫͈̱̪̟͌̓̎͌͛͝な食事を何度でも繰り返すことが出来るのです!


ありがとうございます!


このブログを最後まで読んでくれてありがとうございます!


どうでしたでしょうか!


恐怖を感じて頂けましたでしょうか?


あるいは私の純愛に感動を覚えて頂けたでしょうか?


余りの身勝手さに憤りを。激しい怒りを感じて頂けたでしょうか!


既に身内が。

親しい友人が。

不審な死によって供物になり、身体の一部が欠損している方はいらっしゃいますでしょうか?


その原因は私です。


恨んでくださり、ありがとうございます!


ここまでお読みいただきありがとうございます!


拡散のほどお願いいたします‼


写真も掲載しておきます。


ええ、これがオオゲツヒメ。

いえ、実体を持たない、かつての神の姿です。


皆様。


社稷に、骸と血を、捧げたまえ


(巫女より)

 カクヨムコン11参加中です!

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 ぜひ読んでね!


ホラー部門3位に入れました。

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タイトル

「骸欠血損する食品群に関する一連の報告書」


キャッチコピー

「 関係者はメニュー表にない料理を絶対に出さないでください 」


ジャンル

「ホラー(モキュメンタリー)」


作品リンク

https://kakuyomu.jp/works/822139836343947661

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