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初クエスト!

第4話更新しました。

早めに更新していけるように頑張ります!

〜山道〜

今日は日帰りクエスト!山にいるガクさんから鉱石を受け取って帰るだけ!

依頼の難易度はFらしい、行って帰るだけだが運ぶ鉱石がまぁまぁな量らしいのでアイテムボックスを持っていない人は帰りが超辛いみたいなので少しランクが上がっている。

俺にはアイテムボックスがあるから行き帰り関係なく楽しめそうだ!


標高…うん、何メートルか分からないけど、山道を登っていく。

天気も良く、心地いい風が吹いている。

時折、エンを自由に飛ばしたりさせた。ずっと俺の肩にいるのも飽きるだろうしこういう時に羽を伸ばして気分良くしてもらわないとね!

『エーンっ!スッキリしたら戻ってこいよ〜』

少し遠いところからピィーっとエンの返事が聞こえた。

山道は小動物がちらほらおり、リスみたいな魔獣やキツネ?っぽい魔獣もいたが様子を見るかすぐにどっかへ行ってしまうのがほとんどだ。

リーラさんが言っていたようにこの山にはおとなしい魔獣がほとんどのようだ。


半分くらい登っただろうか、朝早く出てきたためか小腹が減ってきたので少し休憩することに。

アイテムボックスから昨日カタログから買っておいた元の世界にしかない駄菓子をいくつか出して食べた。

ピクニックといえばおやつだよね!

高校生に300円までや500円までといった制限はない、ましてや今は冒険者だしね!大人買いってやつかな

15分ほど休憩したところでエンが戻ってきた。

たくさん飛んで気分転換ができたのかご機嫌な様子。

エンにも俺の世界の駄菓子を分けてあげると美味しかったのか軽く小躍りして可愛かった。

『さてとっ!お昼までには着けるように行こうか!』

「ピー!」

再びエンは俺の肩に乗り山道を進んでいく。


道中、四角い岩の魔獣が出てきた。鑑定によるとロッカクという名前の魔獣で、どう見てもシカクだろっとツッコミたくなってしまった。

大きさは軽自動車より少し小さいかなという大きさで動きが鈍く、エンの突撃で粉砕してしまった。

多少は危険はありながらもトラブルなく陽が真上に来る頃に目的地の山小屋に到着した。

『あのぉすみません、ギルドの依頼で鉱石を受け取りにきました』

恐る恐る入ると中には誰もおらず、留守かなと思いどうするか考えていると後ろから声がかかった。

「なんじゃい小僧、なんか用か?」

『わっと、すみません、ギルドの依頼で鉱石を…』

姿を現したのは俺と背が同じくらいだけど筋肉隆々なおっさんだった。

「お主がか?結構な量あるでもっていけるんか?」

『アイテムボックスがあるので問題ないです』


なら問題ないなということで鉱石を保管しているところへと案内された。ガクさんはドワーフと人とのハーフだそうだ。

保管庫に来るとガクさんからアイテムボックスがあるということで普段の倍の量を持っていって欲しいと頼まれた。

「その代わりと言ってはなんだが、この鉱石をお前さんにやるよ。こいつは浮遊石と言ってな、ドワーフの国にいるテッカイという奴が加工すれば魔力を注ぐことで空が飛べるようになるそうじゃ。ただ、怖がって飛ばなかったり、飛んでもコントロールできずに落ちてしまう者も多いと聞く。売るのもよし、加工してもらうもよしじゃ」

浮遊石…これで俺もバル◯、いやいや滅びの言葉じゃなくて、空を飛べるのか!

『ドワーフの国ってどこにあるんですか?』

「なんじゃ知らんのか?ドワーフの国はロックガク鉱山の麓にあるロガロの町じゃ」

うーん、鉱山の名前もしらないよ〜

これ以上聞くと怒りそうな気もするから場所はギルドでリーラさんにでも聞けばいいかな。

『なるほど、分かりました。冒険ついでに行くことがあれば寄ってみます』

クエストの鉱石をアイテムボックスに収納しガクさんに別れと礼を告げて山小屋を後にした。

帰り道は下りではあるがそれなりの距離を歩いたので疲れてきたが、夕焼けが山を綺麗に照らしていた。

そういえば、帰りは行きと違って大人しい魔獣たちを見かけなかった気がする。


〜ギルド〜

現役高校生といってもさすがに山道の往復はきついよ。

すこしヘロヘロになりながらもギルドに到着して、受付にいたリーラさんに依頼完了の報告をした。

「アオさんっ!お疲れ様でした。大丈夫でしたか?」

『思ったより足腰にはきたかなハハ』

「うふふふ、お疲れ様でした。景色や大人しい魔獣も多くていいところじゃなかったですか?」

『景色はよかったよ、帰り夕焼けは綺麗だった。でも帰りは魔獣はほとんど…いやまったく見てないかも?』

「そうなんですか?おかしいですね、夕暮れ時は結構その夕焼けを眺める魔獣が多いんですけど。」

俺とリーラさんの会話を離れたところでギルドマスターのグレイさんが聞いており会話に入ってきた。

「おい、今の話本当か?夕暮れ時の山道に魔獣がいなかったってのは?」

『あっ、はい。俺が帰りに通った時はほとんど見かけませんでした』

「そうか…調べる必要があるかもな…」

グレイさんはぶつぶつと呟きながらその場を離れ俺とリーラさんは顔を合わせて首を傾げた。

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