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ロクデナシの価値観

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

死を愚弄することは、誰にも許されないんですよ。


知人は物語において、あまり感情移入しない人間だった。主人公がどれだけイカれていようが、ロクデナシであろうが、聡かあろうが、愚かだろうが、ただの風景画でも見るように流し見る。

愛する人を犠牲にして世界を救う話を見たら当たり前だと言い放ち、愛するが故に過ちを犯した人間を見たら避難する。そんな大局的な第三者の目線で物語を読む。

最近の代表的な話にこんなものがある。その章を共に行動してきて、仲間になって、それで……殺された子の話。

知人はその子の死を特段悲しむ事はしなかった。ただ無機物の瞳で淡々とこう言った。

「この子、死んじゃったの? ……でもまだ生きてそうなんだよね。死体が転がってないから、まだ元の世界では生きてるよ。この話は夢が題材なんだから、なおのこと」

「悲しいとかは……?」

「思わないよ。泣くには早すぎる」

感覚の違いを見せ付けられて、歯噛みをした。でも、知人の言う通りだった。まだ、この章は終わっていない。もしかしたら、現実の世界で笑顔を浮かべているかも知れない。何でもない顔で、写真を撮ろうと誘ってくれるかも知れない。

けれども……そんな優しい夢物語なんて物はなくて、更なる悪夢が眼前に晒された。死亡者二名。今度はしっかりと死体が晒される。胸から大量の血を流していた。……痛々しかった。このゲームらしい残酷な真実。

章を読み終わった自分達は、暫く互いにぼんやりとしていた。先に口を開いたのは知人の方だった。

「私は最初の死者よりも、二番目の死者のが哀れに思うよ。胸を裂かれた場面が出てるから死亡は確定している。その上、プレイアブルに死を愚弄されている。完全に殺した生き物を、愚弄する事は度し難い。死を愚弄する者を、私は許容しない。……悪どいねぇ。プレイアブルなら何やっても許されるのか」

知人の目は怒りに燃えていた。一人目の死者に対する物は、極めて冷たく乾いたものであったが、今度は違う。着実に憎悪に塗れた目だった。

「ネットでは騒がれているみたいだけどね。一番目の死者の方がずっと一緒に居たから寂しいとか。死者を愚弄した者の性格の悪さが好きだとか。でも本当に大切な事は、彼女は本当に死亡したのか。死者を愚弄する者を賞賛していいのか。そこに掛かっている気がするんだ。そこだけはブレちゃ行けないよ」


私の価値観は大きくズレ込んでいる。物語の中で人が死ぬのは当たり前の事だし、それに対して悲観する事はほぼない。それに対して怒りを燃やす輩の事なんか欠片も理解出来ない。

あぁでも、理解出来ないからこその渇望というのは存在するもので、生々しい人の感情を晒されると、それが知りたくて知りたくて仕方がない。

人間というのは不思議なもので、長く連れ添ったもの程愛着を持つらしい。それは生死不明であっても、死亡したと決め付けてしまう程。

逆にそれ程接点がなかった者に対しては薄情なのだ。その子の死が確定しても騒がれず、死を愚弄したものを賞賛するくらいには。

ある者は私をこう言った。「感情も録に動かない、ロクデナシの癖に。人のことを分かったようにいうんじゃない」と。

……分からないから知りたいと思うんだ。其れは……人間のあるべき姿じゃないの?

皆が 泣ける って言われて話、泣けないんですよ。

皆が怒ってる時、その理由を説明出来ますが、心で理解してないんですよ。


私が好きなゲームのキャラに、とんでもないロクデナシがいましてね。

でも沢山物を書いてると、分かってきますよ。

綺麗な終わりを見届ける。

物語をより良くする為に手を加える。

大まかな構成を考える上で、下手に感情移入しない。

書く上でとても大切な事です。


ずっと感情移入していると、我が子可愛さに終わりが綺麗じゃなくなるんで。

それはとても勿体ない。


綺麗な終わりが見たいでしょう?

ダラダラ続けるの嫌でしょう?

私も同じなんですよ。

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