ダイビングキャッチ
海斗「ボピくん。たとえば、こういう状況を考
えてみてくれ」
ボピ「どんな状況でちゅか」
海斗「弱小チームと強豪チームが野球の試合を
しているとしよう。ボピくんは弱小チー
ムのセンターを守っているとしよう」
ボピ「はい。弱小チームのセンターでちゅね」
海斗「試合の状況は0対99でボピくんのチー
ムは負けているとしよう」
ボピ「すごい差でちゅね」
海斗「さらに試合は9回表で強豪チームの攻撃
で、2アウトでランナー3塁という状況
だよ」
ボピ「一応、ピンチなんでちゅね」
海斗「味方の選手達も、どうせなら0対100
になったほうがギネスブックに載るから
その方がいいや、なんて気分になってい
るとしよう」
ボピ「あきらめちゃってるんでちゅね」
海斗「その時、バッターの打ったボールがフラ
フラッとボピくんの前に飛んできたとし
しよう。ケガを恐れずダイビングキャッ
チをすればアウトにできて相手の攻撃を
終わらせることができるとしよう。ボピ
くんはダイビングキャッチをするかい」
ボピ「もちろん、しまちゅ」
海斗「でも、味方の選手達も0対99より0対
100の方がギネスに載るからいいなん
て気分になってるんだよ。それなのにケ
ガをしてまでダイビングキャッチをする
意味があるのかい」
ボピ「だけど、全力でプレイしないというのは
間違っているような気がしまちゅ」
海斗「なるほどね」
ボピ「海斗くん、このたとえ話しは一体何なん
でちゅか」
海斗「この場合、試合の結果は地球環境を意味
してるのさ。そして、強豪チームは地球
を痛めつけている人類の悪のパワーを意
味してるのさ。あきらめている味方の選
手は環境問題に興味のない大多数の人間
を意味しているよ。そんな中でどう生き
るかということがダイビングキャッチを
するかしないかということなんだ」
ボピ「むずかちい例え話しでちゅね」




