てぃーたいむ
急展開すぎる気もしますが。
あらすじ
生徒会役員兼オカ研会員の俺はある日生徒会室兼オカ研室で変な手紙を見つける。その手紙の内容はK校の生徒会役員どもがこの生徒会の調査に来るというものであった。やってきたK校生徒会メンバーはどれも変なやつばかり。で、副会長とかメガネとかが大はしゃぎ。
そして現在、俺はダブル会長に囲まれてお茶を飲んでいた。
「当選者さん! このお茶ほうじ茶ですね。渋いです」
「ほうじ茶は温かい方が好きだなー。冷たいのだったら麦茶かな」
「母さんの趣味なんだよ。俺としては緑茶がいいんだけどな」
ダブル会長はどちらも大人しい人でよかった。そのおかげで今こうしてお茶トークができているのだから。
「おい、お前ら何のんきにお茶してんだよ!?」
「菓子はあるか!?」
青春野郎と副会長に気づかれた。お茶トークはそろそろ終了か…。
「畜生! 俺も混ぜやがれ!」
「エスパー! 菓子はあるのか!?」
青春野郎と副会長が駆け寄ってきた。
「えーい」
会長が笑顔でそういう。
とたんに青春野郎と副会長の動きが止まる。
いや、ちがうこちらに来ようとはしているのだ。
でも来れない。
まるで見えない壁でもあるのかというように…。
「あ」
会長がこちらを見て苦笑いをする。
「副会長さんには悪いですけど邪魔されたくなかったから思わずやっちゃいました」
「えーと…何を?」
K子さんは驚いた表情で俺のほうを見る。会長に対しての驚きではなく俺への驚きらしい。
「え…知らないの? この人」
何をだよ!? さっぱり状況が理解できない。そういえば会長はエスパーとか何とか言われてたよな…。
混乱中。