表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/6

Ⅵ 期待

人工知能技術の画期的な利点とは、

従来の技術と同様に危険を防ぎ、活用できれば、

『これまで人間にしかできなかった仕事(問題解決)を

より良くできるようになる』ということです。


技術と政策は文明の両輪、二本柱であり、

ある技術水準で利害調整の政策を極めたら、

その限界を突破するための新技術導入政策が必須である、

というのが文明発展の必然的な流れであると思います。


人類は今、地球環境の限界や社会活動の複雑化、

健康水準の低下(社会的健康を含む、経年・経代的な低下)、

政策変更の要請(国際化など巨大化と、民主化など分権化)、

といった社会的な課題に直面しています。


それは、人類文明の持続可能性(サステナビリティー)に関わる、

技術的政策、経済・社会政策、

人的資源(保健・教育)政策、行政管理政策という、

全ての分野における政策上の課題といえます。


人工知能(AI)を中心とする次世代技術は、

① 新素材・新エネルギーやIoTインターネット・オブ・シングスとビッグデータ処理、

知能ロボット、生物工学(バイオテクノロジー)生体工学(バイオニクス)、先進医療・教育など、

② 人工物・自然物間の障壁を除いて双方の持続可能性(サステナビリティー)を高める、

体内環境含む自然・社会環境に優しい技術であり、

③ 富の生産(安全)と分配(投資)に加えて、

人の向上(支援)と協力(参画)も増進することにより、

④ 環境、経済、社会(人間含む)、政策の全分野で、

文明の持続的発展を可能にしてくれる技術です。


それは〝環境親和技術〟あるいは〝持続可能性技術〟

と呼びうる技術であり、

現在の社会課題、政策課題を解決するうえで

不可欠の技術だと思われます。


図:https://19084.mitemin.net/i562907/


これを生物と環境の相互作用という視点から(とら)えると、

人智を越えて拡大、複雑化する文明活動の自動最適化により、

人間による文明活動の自己制御を助け、

文明の持続的発展を(かな)える技術といえます。


地球上で文明活動の持続的発展が実現できたなら、

それを宇宙船や宇宙施設などの閉鎖系(クローズド・システム)に応用すれば、

次なる文明段階である本格的な宇宙開発にも

役立てることができるでしょう。


人工知能(AI)を中心とした次世代技術と、

その開発・活用政策に期待します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ