第八話
「さて、戦闘訓練を始める前に【雷】について改めて説明を行う。
【雷】は“燃料系”魔術にも拘らず放出系の魔術は推奨されない。鎧をまとった味方の兵に感電するためだ。
軽金属の鎧をまとい伝導性も抑えてあるとはいえ、その他装備や通信機器に対する影響も考えても放出系【雷】魔術が今後も有効的に扱われることはないだろう。
そのために我々【雷】の魔術師が用いるのは“帯電”だ。」
「ぬぅぅうううっわっはっはぁぁぁああ!剣や槍に“帯電”させることで巨獣たちの動きを鈍らせるのが一般的な【雷】の魔術師だぁあ!
火力と範囲攻撃を求められる魔術師の中で【水】と1,2を争う殺傷能力のなさだ!
しかぁぁあし!!わが【雷装】魔術さえ習得できればぁ、このよぉにぃい!!」
ズガァァァアアアアアァアア!!
「このように超近接破壊能力をえられるのでぇあぁぁぁあある!!!」
吹き飛んでチリになった大岩を眺め、本当にこの小隊長は魔術師なのかと疑問に思う
「うん、バーラン学生の言う通りである。そして【雷】の魔術師たちにとって近接戦闘技術は必須ですので、まずは体力トレーニングから始めましょう。訓練場周回十周からですね!一周5kmほどですが、頑張りましょう!」
いきなりフルマラソンをさせる【雷】魔術師派閥をどうにかしてくれ
もう少し【雷】を科学しろぉおおおお!!
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なぜ、魔術訓練の日にフルマラソンのみで終わったのか理解に苦しむが、自分の所属する属性の訓練方針がよく分かった
もう二度と行かん!
【水】だ!俺の居場所は【水】にある!!
「---【水】の魔術師の主な任務は拠点警邏と拠点での支援業務です。ですので、体力がモノをいう関係上体力トレーニングが一年間のメインになります。
訓練場を時間いっぱい走りましょう。最低ノルマは一五周です。ノルマ未達に休日はありませんので手は抜かせませんよぉ?」
こぉんの【水】魔術師がぁああ!!!
そうして渋々、【雷】訓練を受け入れることとなった。