表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
不遇の魔術師の汚名を科学者として振り払おう  作者: P氏
ファンタジーに来たらしい?
7/14

第七話

以前の体の主人(人格)の時のことだ。


魔力結晶の検査で魔力を持っていることが確認され、魔術師として軍属が強制されることとなった。



三段階目の魔力結晶という数百年に一人という魔力を保持し――――


二種属性持ち(デュアルマジシャン)として将来の英雄を目撃したような目で見られながら――――


属性検査で周囲を落胆させた――――


<不遇の魔術師>(不要属性の魔術師)として――――



************************



「素晴らしいですね、ワトソン学生。よい魔術師になれるでしょう。」


その、優等生なこの世界の常識(まちがった知識)の回答に教官は賛辞を贈る。


「さて、ワトソン学生の説明の通り魔力は“燃料系”と“操作系”のものに分けられています。

つまり、魔力は物質を()()()()()()()()()()()()()


炎や雷、活性をさせるための“燃料”として活用し魔術を行使するタイプと


水や土、風を魔力によって“操作”するタイプの魔術に分類されるからです。



ごくまれに“燃料系”の雷と“操作系”の属性を持った魔術師もいたそうですが、基本的には()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

“操作系”の魔力は“燃料系”の魔力にはなりえないのです。


そして、雷と水の属性についてですが、雷は空気によって阻まれることと金属製の武器を使う味方兵士に被害を与える迷惑属性としての扱いを受けています。


また、水は人為的に鉄砲水を発生させることと大差なく、存在価値の薄い属性として認知がされています。これらのことから、雷と水を適応属性とする魔術師が<不遇の魔術師>と呼ばれてきたのです。」



************************



「さて、戦闘訓練をこれより行う。【適応属性:雷】のクラス担当のヴァルス・ボルタ―だ。君たちも私と同じく<不遇の魔術師>脱却を志してほしい。

そして、今回特別に学生ながら【雷】のライセンス順位一位の彼にも一学年戦闘訓練に参加してもらおうと思う。自己紹介を頼むぞ。」



「ぬぅぅうううっわっはっはぁぁぁああ!!新入生諸君。筋肉こそ至高!!共に青春(筋力トレーニング)しようではないかぁぁあああ!!」



貧乏神よ。頼むから付きまとわないでほしいんだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ