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不遇の魔術師の汚名を科学者として振り払おう  作者: P氏
ファンタジーに来たらしい?
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第十二話

普段の日常といえば、朝清掃と朝礼を済ませて座学、戦闘訓練をこなし、課業外活動に入っていくのだ。


そんな日常を過ごしている中でどうしても自分以外にも転生者や転移者がいたのではないかと感じざるを得ないことが多々あるのだ。


例えば今度の校外軍事行軍演習へ向かうための車両には内燃エンジンが用いられた大型車に加え、そのほかにも軍用の車両のみに限られるが車両が複数種類存在するのだ。


なぜかスポーツカーが存在しているのも複雑な気持ちにさせられるが、コアな自動車ファンがいたのではないかと容易に想像させる。



そして、「ぬぅぅぅぅぅぅうううううらぁぁぁっぁぁぁぁああああああ!!!!!」と小隊長(人外ゴリラ)が叫び散らしているほうを見ると、どう見てもアメフトをしているのである。


てか、小隊長(ゴリバーラン)って魔法使っての競技じゃないのに人間吹っ飛ばしてるんだが!?


あれは人か!!!



他にも、射撃部や陸上訓練部、剣術部、野球部、体力部が存在している。


俺は今後も考えて射撃部に加入して練習をしているのだ。

まぁバディ学生のフレイル先輩から紹介されたからっていうのも理由だが・・・。


あと、体力部については聞かないでほしい。


なんか「走れるところまで走れ」だとか「動けなくなるまで殴れ」とかわけのわからない活動を目にしただけで相容れない部活だから知らないし、知りたくもない。


ちなみに小隊長(筋肉の化身)はアメフト部と体力部の兼部だ。意味が分からない。


やっぱり人間ではなく、ゴリラに違いない。



そんな軍事作戦を学びながらも心起きなく好きなことをやれることが、将来軍人として魔術師でない部下を指揮して人類の生活圏を守る財産であったり心の拠り所になったりするのだろう。



国家を、国民を支える見習いとして学びながらも、人として磨きをかけられる日々が今はとてもありがたかった。



**********************



そんな青春を謳歌し続けていたいのにも関わらず現実は非常だ。



校外軍事行軍演習(デスパレード)が間近に迫ってきているのだった。

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