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前章、過去に間

短めになっています。書く時間も気力もありません。もう少し落ち着くまで待ってください。

――一年前。


寒さが肌を刺激し、強い風は髪を靡く。灰色の空を見上げ、今までの事を思い出した。


地球にて弟の劣等感に苛まれる日々、そして数時間前にはこの世界に来た。この世界とは、地球とはまた違う次元にある世界、だと思う。


世界の名前は知らないが、一つだけ嶢倖と言える事実を知れた。それは、この世界と日本語はとても似ている、という事だ。多少、相違点はあるかもしれないが、基本的には同じだろう。


それともう一つ、分かった事がある。これはとても危険な事で、理由が分からない。それは、感情の増幅。俺が持つ、劣等感が弟への憎しみに変わっている。弟にしても、何故か異常にまで俺を引き止めていた。おそらく、依存という感情が増幅されたのだろう。


さて、いつまでもここにいては迷惑だ。後ろには城に続く門、前には町に続く道が広がっている。所々、人が目に入り後ろに控えている門番の視線が背中に突き刺さり痛い。


いやね、邪魔なのは分かるけど、もうちょっとその、感傷っていうものをね、味わいたいわけですよ。だってさ、弟への憎しみ抱いたままお別れしてきたんだよ? そりゃさ、仕事だって言うんならそれまでだけど。


あー、また愚痴だよ。誰のせいだよ。そうだ、王様だ。いや、女王様? いやいや、ここは敢えて弟の順也って事にしておこう。うん、最低ってのは自覚してるから。


というか、これからどうしよう。自分から贅沢な暮らしを放棄して勢いだけで出てきたものの、一文無しだし服は多分おかしい。


見る限り、この世界の服装は布を織りそのまま着ている形だ。色は何かの統一で、黒なら全身黒など、白と黒みたいな混合はしていない。


対して俺は白のシャツに黒い学生服。浮いているにも程があるよね。でも服を買うお金が無いんだよ。それにこの世界の歩き方が分かりません。


説明書プリィィィィズゥゥゥ!



伏線皆無! 進展無し、っていうか後展しちゃってます!

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