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やっぱり違う

書き方に統一性が無い。そう思う方もいるでしょうが、ご心配なく。今後はこちらの書き方で統一します。

 そんな愚考は端に置いといて、まず王様の反応を見るか。弟の発言によりこの場の展開は一気に早まったといえる。良くやった。とりあえず、俺だけでも助かるぞという決意の元に、俺は必死に周りを観察する。


 王妃っぽい人は優しげな瞳を細め、なぜか俺だけを見ていた。次に、王様の方は順也を興味深そうに眺めている。うん、順也の発言は完璧ぬ無視だ。


 展開の読めない状況に、俺は焦った。王様の言葉からして、俺達を殺すなんて事は無いだろうが、万が一ってのもある。今は静観が一番だが、いかんせん俺自身、話が進まない場にイライラしていた。


 このまま黙っていても埒が明かない。図太い命の橋を渡っても、何ら問題はないだろう。殺される可能性は低いし、どちらかが勇者ならば手荒な扱いはしない。大丈夫、ホントに大丈夫だから。ちょっとだけ勇気だしてみようよ。


「あの……何か用ですか?」


 あれ? 今俺って間違った発言した? 何で空気が冷たくなったんだよ。間違ってないだろ。ここはどこですか、あんたは誰、みたいな事を聞くより、まず要件を聞いた方がいいでしょ。


 いや待てよ、もしかしたら発言したこと自体がヤバかったのでは? 喋ってはいけないような空気だったの? そうだったらまじやっちゃったね。KYにも程があるね。


 さあどうする。俺はもう喋りません。こんな空気になるくらいだったら黙ります。


 さすがに、王様も俺の発言には無視出来ないだろう。明確な疑問を無視したら相手に不愉快な思いをさせる。王様みたいな身分の人は、処世術って知ってるからな。無視はないだろう、無視は。


 案の定、王様は重い口を開いた。


「お前は、なぜここにいる?」


 ちくしょー、やっぱり俺かよ。ここにいちゃいけない人間、つまり勇気ではない人間だ。泣いちゃっていいですか?

あれ、何か文体も変わってる気が……。

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