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漆黒の道化師カオスピエロ !

つまんねー遠足。


焦げたパンみたいなアスファルト。


何故愚かな大人はこんな苦行を強いるのだろうか……。


愚かな女どもは顔が良いだけの無能に張り付いている。


誰も、俺の才能に気づいていない、無能ばかりだ。こんな世界は滅びればいい。


はーぁー!!ここの横断歩道を渡るときにでかいトラックが来てクラス全員刎ね飛ばさねーかな?


「キャアアアァァァ!」


俺は驚いた。クラスの前列で群がっていた男共が宙に舞っている。


やった!夢が叶ったんだ!!


いいぞ、そのまま全員をひき殺せ!!


「え?」


クラスのアホどもが死ぬのを見るのに夢中になるあまり、俺はトラックに気づかなかった。


トラックは俺の体を軽く刎ね飛ばす。


何で!何で神様はこんな何の罪もない俺を……!


俺は死んだ。




**********




目をさますと俺は不思議な場所にいた。


「目を覚ましましたか?選ばれし者よ!」


綺麗な女神様がいた。


「女神……様!?俺は転移したのか?」


「そうです!あなたは異世界で力を使って全てを手に入れるのです!現実で失った分を!」



「開けっ!ステータスッ!!」




三神 明久


職種:ピエロ

HP:無限

MP:漆黒のある場所のみ無限


能力:【瞬殺(インスタントキラー)】 【時止め(ストップザタイム)】 【存在消去(デリートインワールド)】 【コピー】




「女神さん。こんだけ?」


「いいえ!それだけではありません!女の子を虜にする【魅了(アトラクト)】気に入らないものがあったら【書き換え】が出来ます。あなたは今、神なのです!!」


「そうか。じゃああんた不快だから消えな」


「えっ.....いやあああ!」


「あばよ」


女神は悲鳴を挙げながら蒸発する。俺に出会ったのが運の尽きだったな!


俺は笑みを浮かべながら背を向けて、自身の姿を鏡で確認する。


まあ、なんとハンサムだろうか。俺は信じられないほどのイケメンになっていた。俺は手に入れた美しい白い髪を手でとかす。


その姿はピエロそのものだった。現実での(ピッグ)のような体とは打って変わり今はスマートなものだ。



概念を溶かして世界への扉を開く。


光が溢れるっ!


「ハロー!!愚かな人民ども!そしてハローモンスター共!!ひれ伏せ!俺は神!!」


世界に響く声を出す。すると足元に現実で俺を虐めていたブスどもがいた。


「おやおや!君達も転生していましたか……。俺は神になったのですよ?君達の哀れな顔もほら、この通り」


モデルの水原ののこと同じ顔にしてやる。俺の神の御業を見ておののいた愚民どもは土下座をしてひれ伏す。


「許してくださーィ!」


「けどおそ〜い!!もうおそ〜い!モデルなんぞいくらでも作れるしぃ!?」


【時止め(ストップザタイム)】を使って俺はありとあらゆる女の顔をモデルにしてキスし続ける。


「まるでここはモデル博覧会だなぁ!!」


能力を解いて思いつく限りのモデルの顔の女どもを見渡す。


「君たちはぁ!!一生俺のぉ!!マリオネットなのさぁああああああああああ。アハハハハハハハウヒヒヒイイイゲェッッヘッヘヘッヘ!!アーーーーハッハッハッハ」

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