第6話
チョイ下ネタ~(笑)
私が人が森に入って来た時の話を父様と兄様達に話した。
入って来たのは必死に何かから逃げている女の人と何かを追いかける男2人組
母様曰く、男が女の人を追いかけている・・・・のだそうだ。
私は女の人が何で逃げているのか、そして男の人たちがなぜ女の人を舌なめずりしながら追いかけていたのかよく分からない。
しかし母様は分かっていたようで、私に教えてくれた。
『男どもが女の人を強姦しようとしているのよ。
・・・・・女の人はわざわざこの森に逃げてきたようだから帝国の人みたいね
あの男達はこの森の事を知らないみたいだから、盗賊か冒険者か・・・。』
最後の方はつぶやくように喋っていたからよく分からなかった。
あとゴウカンって何だろう?
でも、男の人が女の人をいじめ様としているのは分かった。
『母様はどうするのですかあの女の人?』
女の人は助けを求めているようなので、助けてあげたいけれど私にはどうしようもないので母様に《助けてあげてっ》とすがる様な眼で見上げる。
それに母様は綺麗な笑顔で言う。
『もちろん助けるわよ。
この森で不埒なマネしようとした男達には何の慈悲もいらないわ。
特に女の敵には容赦しない・・・。』
母様が言うには今逃げている女の人を助けるのと同時に、男達の再犯を防ぐ事が出来る方法があるらしい。
『今から見せてあげるからしっかり見ておくのよ。』
そう言って颯爽といまだに追いかけっこ?をしている所に走りこんでいく母様はかっこよかったです。
そのしばらくした後、追いかけていた男達は悲鳴を上げることとなった。
犯罪を犯そうとしていた男達は男の大切なモノを失う事となったのだそうだ。
これも、母様が言っていた事だが。
この話を聞いた父様と兄様達は顔を青くしながら私にたずねてきた。
なんで、青くなってるんだろう?
『・・・・ルナは、母上が男達にした意味を分かっているのかい?』
ルカ兄の言葉にきょとんとした目で見返すとホッと息をつかれた
何故だ。
『・・・ルナはその純粋なルナのままでいてくれ・・・・・。』
遠くを見つめて黄昏ちゃっているファル兄の言葉に人間だった時も言われたこと有ったなそんな感じのセリフと思いました私。
そんな事を思いながらうなずいておいた。
男性組は皆そろってホッとした顔をしている、
だから何故だ。
聞いても誰も答えようとしないのであきらめた。
ルナは世事に疎いんです。
中学のころからそういう事に疎かったルナは女子高校に入ったのも有ってからかますます疎くなってしまったんです。
この意味に分かる人は分かりますよね?