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0022ゼロゼロニャンニャン 謎のちょんまげ野郎

ここは横浜中華街のとあるお店。とは名ばかりの世界の平和を守る秘密結社なのだ。  


やっと休憩になり、皿荒いのバイトの女の子 リンリンが近所のゴマ団子を買って食べながらお店の前に帰ってきました。「ぬっくんとニャンニャンの分も買ってきたよ~」冴えないリーゼント頭の出前持ちの男 ぬっくんも手を振りました。


その時です。なんと 空から一匹のカラスが急降下してゴマ団子を全部奪っていきました。

「きゃ~‼️こら~‼️返せ~‼️んも~っ」


「あほ~‼️あほ~‼️お前らあほ~‼️」カラスが空からしゃべったような…そしてプリっとフンを落としました。


その時です。ぬっくんのリーゼント頭がモコモコと動き出しました。長いもみあげは後ろ足。タラリと1本たらした前髪はしっぽ。すくっと起き出し、ひらり黒猫はぬっくんの頭から飛びおりました。

間一髪 ペタリとぬっくんの頭にフンが落ちました


「ミギャ‼️カラスのやつ。俺様の大好きなゴマ団子を盗んだにゃ~。ゆるせんにゃ」


「んぐぐ❗ぐやしい~。」地団駄を踏む涙目の冴えない男ぬっくん。


紹介しよう。リーゼントの髪の毛は人間の言葉をしゃべる世界でたった一匹の黒猫。本編の主人公。その名も0022(ゼロゼロニャンニャン) 始まるよ~‼️ 


ダルマ顔のボスが肉まんをつつみながら言いました。「今回の任務は来週、赤レンガ倉庫の前でフードフェスがあるんだ。うちの店も出店するんだが 最近ひどいカラスの盗みを阻止してくれって頼まれての~‼️」


「う~ん、手がかりも何もないな~。というかカラスは賢いからな~。とりあえず調査だ~‼️」ってリーゼント頭のぬっくんとリンリンが店を出た時、隣の乾物屋からなんと全身黒い衣装の侍みたいな ちょんまげ頭の男が出てきました。乾物屋のタコ頭の主人が「では、それでお願いしますね~」と見送ります。


「ちょっと~‼️マジガチの侍のちょんまげ~‼️でもイケメンかも」リンリンはニヤリ。

「むむ、明らかに怪しいにゃ。口のまわりにアンコと白ゴマがちょっとついてるにゃん。ゴマ団子の香りするし…」


2人は謎のちょんまげ野郎を後ろからこっそりつけていきます。


狭い路地に入ると空から2羽のカラスがちょんまげ野郎の両肩にとまりました。一羽は焼き小籠包を、そしてもう一羽はイチゴ飴をくわえています。

「よしよし、クワッ、クワッ」 焼き小籠包とイチゴ飴を受け取り2羽のカラスは飛んでいきました。「あちっ」かじった焼き小籠包から熱々のお汁が出てきます。


「おい、おい、まじか~‼️カラスを操ってるぞ。こいつが黒幕だ」ぬっくんは冷や汗タラリ


その時です。ちょんまげ頭がモコモコと動き出しました。耳の後ろ髪は翼。スラリと頭の上にある1本のまげはくちばし。すくっと起き出し、はげ頭の上でグワっと翼を広げる黒い鳥。なんとちょんまげ頭の髪の毛は一羽のカラスだったのです。

「あほ~、あほ~‼️お前らあほ~が後ろをついてきてる~」


数羽のカラスが空からやってきてぬっくんとリンリンの回りを囲みました。

「クヮ~‼️クヮ~‼️クヮ~‼️」


「きゃ~‼️こわい~」リンリンが叫びます

「ミギャ~‼️」ぬっくんの頭から飛びおり ニャンニャンが戦闘モードで毛が逆立ちます。


するとカラスたちは一斉に飛んでいきました。そして謎のちょんまげ野郎もいなくなってました。遠くで「あほ~、あほ~、お前らあほ~」と聞こえました。


「こりゃ、かなり手強いぞ」 ぬっくん、リンリン、ニャンニャンが空を見上げます。


一週間が過ぎ、ここは赤レンガ倉庫の広場のフードフェスティバル会場。人もいっぱいで賑やかです。


「ちょっと~‼️ニャンニャンは一週間前から消えてしまったし。大丈夫なの~?」心配顔のリンリンがお店を手伝っています。今日は新メニューの黒猫の焼き印がついた肉まん。


「う~ん、ニャンニャンが師匠に会いに山に行くって」ハゲ頭のぬっくんも更に冴えない顔です。


「きゃ」 「こら~‼️」 「うおっ」 会場のいろんな場所でカラスの被害が発生しだしました。カラスは奪った食べ物をくわえて会場に入るちょっと手前の路地にある一台のフードトラックの屋根に止まります。屋根には穴が開いてあり、そこに食べ物を落としていきました。


「らっしゃ~い、らっしゃ~い、ここの料理はメニューいっぱい。味は抜群。フードフェスの半額だよ~‼️ぬひゃひゃひゃ」 

フードトラックの前にパンダのアイマスクをした店員が呼びこみをしています。


フードトラックの中では悪顔のタコおやじとちょんまげ野郎が上から落ちてくるいろんな食べ物を料理を作ってるふりをしてお客さんに渡していきます。「ぐははは、儲かる、儲かる」


フードトラックの前は半額って声につられてお客さんの大行列~‼️


「ふ~っ、ちょっと休憩~。あの並んでるお店で買って食べてみようかしら」リンリンとぬっくんが並んびます。

「あら?メニューに肉まんもあるの?」って注文すると黒猫の焼き印がついてます。それも一口かじった跡。「うちの商品じゃ~ん」


すると後ろからクレームのお客さんもわんさか「これ、かじった跡があるぞ❗」ってゴマ団子の串を上げると、パッとカラスが奪って さっさっと屋根に行き穴にポトリ


「はい、新しいゴマ団子です」って店員が渡すと 今、奪った かじったゴマ団子だし


ありゃりゃ、店の前はてんやわんやになりました。カラスはしらん顔で「あほ~‼️」


その時です。空に羽根のはえた黒猫が飛んで来ました。

「ニャンニャン~? 飛んでる~‼️」 ビックリするぬっくんとリンリン


すると羽根が取れて、ニャンニャンだけがぬっくんの頭の上にピタリと着地

「またせたにゃん」


あんなにいっぱい暴れてたカラスたちは一斉に飛んで逃げていきました。そして なんとニャンニャンから離れた羽根はフクロウでニャンニャンの背中をつかんでいたのです。


解説しよう。カラスの天敵はフクロウやタカなどの猛禽類なのです。 天敵を非常に警戒するため、フクロウやタカなどの模型を吊るしておくだけでも近づきにくくなります


「あ~、俺の師匠にゃん」ってまん丸目の猫にそっくりなフクロウはリンリンの頭の上に着地しました。「ほっほっほ~」


「んぐぐ、またしても~‼️」ってニャンニャンの活躍によってあわてて逃げるフードトラック。地団駄を踏むタコおやじ。「あほ~‼️あほ~‼️お前ら覚えてろ~‼️」ってちょんまげのカラスが捨て台詞。


黒猫マークの肉まんも大繁盛。フクロウの師匠はお土産にいっぱい肉まんをもらいました。


こうしてカラスの被害は収まり、世界がちょっとだけ平和になりましたとさ。


おしまい


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