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the Trigger season1  作者: 弦ちゃん
1/1

第1話 Wedge of fate~運命の楔~

いらっしゃいませ!初めまして作者の弦ちゃんです。

見てくれてありがとうございます。

勢いで描き始めてしまったthe Trigger season1

本編は全6話構成!

スピンオフは4話書こうと思っています。

どうだろう、スピンオフは思いつけば増えるかな(笑)

さて、長く話すと止まらないので始めましょうか!


let's the Trigger!



ー利用規約ー

・如何なる理由があろうと、

 作者(弦てぃ)の許可なく勝手に利用する事を

 一切禁止します。


・利用の際は必ず

 @seigekinosuke(弦てぃ)に

 DMにてご報告下さい。

 泣いて喜んで聞きに行きます。

 録画で残す場合は1週間以内に削除を

 お願いします。 


・とある機関との契約がありますので、

 改変・自作発言は絶対にしないで下さい。

 問題が発覚した場合は、

 法的措置を取らざるを得ません。


・アドリブは世界観を壊さない程度に

 オススメ致します。


ー以上ー




ー配役表ー

大賀おおが 奏大そうた


相場あいば 絵梨花えりか


♂♀N 兼 かげ





the Trigger 第1話 Wedge of fate


ーーーーー2025年3月4日22:35分 東京新宿ーーーーー


N:人は誰しも負の感情を抱くものだ。

  恨み、妬み、嫉み、怨嗟、憎悪

  自棄、破壊衝動。

  これらの行く先は常に対象である人間だ。

  そして…日本。東京は新宿。

  ここではその感情が、

  濃厚な掃溜め場と化している。

  負の感情が溢れ出した時、

  人は…悪魔となる…


(現場検証している大賀)


  N:東京新宿33万人の大都市で、

    最初のある特殊な事件が起きた。

    犯人不明の連続殺人事件。

    ここ新宿の地下街で、

    5人殺された。

    犯人の目撃情報はない。

    したがって犯人の特定は出来ていない。

    ……。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


大賀:ガイシャの状態が非常に悪いな。

   何か、身元が分かる物は出たか?

   …なに?無いだと?

   ……。

   金銭目的か?いや、そんな筈はない。

   それならこんな殺しじゃなくてもいい。

   何かおかしい…

   何だ、この爪痕は…


(相場現場に到着)


相場:大賀さん!お待たせしました!


大賀:あぁ、来たか相場。


大賀M:相場あいば 絵梨花えりか

    特装一課所属。

    文武において、

    右に出る者はいない天才だ。

    少し間抜けな所が玉に瑕だが。


相場:あぁーっ!

   今私の事見て、脳筋女と思いましたね!?

   全く!いつもながら思いますけど、

   失礼ですよ!大賀さん!


大賀M:そして、時々勘が鋭い。


大賀:あのなぁ?

   下らない事言ってる場合じゃない。

   ガイシャを見て見ろ。


相場:っ!!これは…、かなり酷いですね。

   猟奇殺人でしょうか?


大賀:夜とは言え、

   こんな人目に付く所でか?

   まるで…悪魔の様な仕業だな。


相場:大賀さん、何言ってるんです?

   悪魔なんているわけないじゃないですか?

   いたとしても悪魔のコスプレした、

   ただの殺人鬼です。


大賀:コスプレ…俺もそう思いたい…が、この爪痕。

   人がつけられるような大きさじゃない。


相場:まぁ…確かに。

   私だったらもっとスマートにやりますね。

   愉快犯?いや、違う…

   身元が確認できる物は出てるんですか?


大賀:私だったら…って

   怖い事言ってんじゃねぇよ!

   (溜息)…それが何も出ていない。

   身元不明だ。

   

相場:…どうします?

   

大賀:とりあえず、ここは鑑識に任せる。

   俺達は別の線を洗うぞ。


相場:…その方が良さそうですね。

   あっ、調べたい事があるんで、

   別行動させてもらいます。


大賀:ん?あぁ、構わないぞ。

   じゃあ俺は一度……うっ!


相場:大賀さん、大丈夫ですか?


大賀:あっ…あぁ。

   最近疲れ気味だからな、

   一瞬ふら付いただけだ。


相場M:大賀さんの濃度が濃い。

    瘴気しょうきてられたみたいね。


相場:身体、大事にして下さいね?


大賀:あぁ、わかってる。

   …後で連絡くれ。

   俺は、署に戻ってる。


相場:……。

   えぇ。


ーーーーー相場 新宿某所ーーーーー


相場:……。

   やっぱり…ここにも複数の痕跡があった。

   人の憎悪から生まれる影、ディアブロ。

   ……。

   普通の人間では太刀打ちできない。

   私一人で何とかなればいいけれど…


相場:っ!!誰!?


影  :見つかっちまったかぁ。

    こりゃ~残念だ。

    喰らってやるつもりだったんだけどな~。

    んあ?お前、思念が聞こえてんのか?



相場:……。


相場M:無数の影が…

    まだ実体を帯びていないけれど、

    見える。聞こえる。

    この影……もしかして!?


影 :お前、人間じゃねぇ~な?

   ナニモンだぁ?


相場:…殲滅します。


影:あ~?俺《《達》》をか?

  ハハハ!そりゃ笑えるぜ!?

  思念体をなんだってぇ?

  殺れる訳がねぇだろうがよぉ!

  人間如きがぁぁぁ!


(被せて)

相場:…トリガー。


影 :あん?

   …っ!!

   な、なんだそりゃっ!

   俺を消すつもりか!?

   や、やめろぉぉぉ!


相場:行くよ…エリー!!


影 :やばいっ!こいつはやばい!

   逃げろ逃げろ逃げろっ!!


相場:私から!逃げられる訳ないでしょ?


   拒絶の波光リミネーション

   

   …


   反動輻射リコイル


影 :や、やめーーーーーっ!


N :トリガーとは、

   自分に害をなす存在が現れた時。

   能力者が覚醒する為の道具である。

   必ずしも《《物》》ではない。

   覚醒者それぞれのトリガーがある。

   相場のトリガーは、自分自身だ。


相場:…さようなら。


N :拒絶のリミネーション リコイル

   エリーの両手に高圧縮された光を溜め。

   それを一気に放出する対ディアブロ用

   相場専用殲滅技の一つである。


相場:……。

   やっぱり、大賀さんの…影だ…

   瘴気に充てられたとは言え、

   こんなにも早く、実体化しようとするなんて…

   調べる必要がありそうね。


影 :お…え…死……ぞ。


相場:…大賀さんを、殺させない。


影:……。(煙の様に消える)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(車の中 電話)

大賀:えぇ、分かってますよ!

   それでっ…いや…だから!

(電話切れる)


大賀:ったく!

   人の話聞かないで切るか普通!

   早く帰って休めって、

   そりゃ俺だって休みたいわ!

   あのハゲ!

   …あぁ、クソッ。

   身体が、しんどいな。


大賀:(溜息)……。

   そういえば相場から連絡ないな。

   アイツ何してんだ?

   電話、してみるか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(大賀から電話)


相場:あっ、大賀さん。


大賀:あっ、大賀さん。

   じゃねぇよ!

   何の捜査してんだ相場。


相場:…大賀さん、今から少し会えますか?


大賀:おいおい、質問の回答になってないぞ?


相場:急を要します。お願いします。


大賀:…ったく、わかった。

   どこに向かえばいい?


相場:まだ新宿にいますか?


大賀:あぁ、まだ署の駐車場内だ。


相場;じゃあそこで待ってて下さい。

   すぐいきます。


大賀:わかった。


(電話終わり)


相場:…急がなきゃ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


大賀:あぁ、マジで急に怠くなったな。

   相場が来るまで少し寝るか…

   ………。

   ……。

   …。


<意識の中>

影:…来たのか、俺。


大賀:?誰だ?


影:誰だ?はひでぇ~な?おい。

  俺は、お前だ。

  わかるだろ?


大賀:知らない。

   お前には会った事がない。


影:お前は俺だ。

  そして、俺はお前だ。


大賀:何を言ってるのか、

   意味が分からない。


影:いいさ、もうすぐお前は…死ぬ。


大賀:はぁ!?死ぬってなんだ!?

   そもそも!どこにいるんだお前!

   出て来いよっ!


影:…フフ

  お前は………。

  

誰か来たな…

  フフフ。


大賀:なぁ!おい!!

   なぁ!おいって!

   姿を見せろぉぉぉ!


<相場到着>

(大賀の車内にて)


相場:大賀さん!大賀さん!!

   奏大さんっ!!


大賀:…っ!!はっ!


相場:あぁ…良かった。

   まだ生きてた。


大賀:…なんだったんだ、今の…。

   夢?か?

   夢にしては随分気持ち悪い夢だ。


相場:大賀さん。もしかして…

   影の声を聴きましたか?


大賀:あ?影の声?

   夢の中のヤツも影って言ってたな。

   ってゆうか、

   相場はあの夢の事、知ってるのか?


相場:えぇ。その影の存在と今回の事件。

   繋がりあるんです。


大賀:それは…どうゆう事だ?


相場:疑問だらけって顔してますね?

   ちゃんと説明しますよ。


大賀:……。


相場:まず、私は既に死んでいます。


大賀:……はぁ!?死んでるっ!?

   何言ってんだ相場!?


相場:落ち着いてください大賀さん!

   死にましたけど、生き返りました。


大賀:おいおい冗談言ってる場合じゃないんだぞ!

   死んで生き返るって意味がっ!


(被せて)

相場:文字通りの意味です。


大賀:…。


相場:話を続けますね?


大賀:あ、あぁ。


相場:先ほど、大賀さんが見た夢。

   正確には夢ではありません。

   精神意識の世界です。


大賀:…。


相場:私達は、その世界を…

   アンダーワールドと呼んでいます。


大賀:アンダーワールド…

   ん?私達…?


相場:大賀さんが何故、

   アンダーワールドに入ったか?

   それは、ディアブロの残り香。

   所謂いわゆる瘴気しょうきてられたからです。


大賀:ちょっと待ってくれ!

   話についていけない。

   瘴気しょうきって?

   ディアブロって?


相場:ディアブロについては、

   またお話します。


大賀:…(溜息)。


相場:瘴気に充てられた人間は…

   ディアブロに殺されるか、

   覚醒するか、

   この二択しかありません。

   あっ、それともう一つ。

   禁じ手ですが、強制覚醒があります。


大賀:さっきの影ってヤツが…

   ディアブロって事、か?


相場:少し違います。

   影はディアブロに実体化する、

   一歩手前です。


大賀:なら、俺は殺されないって事か?


相場:通常なら、そうなのですが…


大賀:…?


相場:私が先ほど、

   ディアブロ化する前の、

   大賀さんの影を…


大賀:ん?なんだ?


(お茶目な感じで)

相場:始末しました。


大賀:始末って…はぁ?

   どうやって影を始末するんだよ!?

   

N :相場は覚醒者である証。

   覚醒の力、エリーを発動させた。


大賀:っ!!な、な、な、なんだ!?

   なんだコイツはっ!


相場:これは私の、私自身の影です。

   名前はエリー。

   この子を使役して影を始末できます。


大賀:おいおい…

   俺はまだ夢を見ているのか…


相場:夢ではなく現実ですよ大賀さん。


大賀:…。


相場:つまり死んだけど生き返った、

   私は覚醒したという事です。

   そして、

   あのまま大賀さんの影を放置していたら、

   大賀さんは勿論、

   他の無関係な人にも被害が出ていたはずです。

   あの場はやむを得ず、

   強制覚醒に持っていくしかありませんでした。


大賀:信じられない…。

   何が何やら、

   わからない事だらけだけど!

   それはわかった…。

   もしも…俺が覚醒しなかったら…


相場:自分自身の影、ディアブロに殺されます。

   例外はありません。


大賀:…。

   その、覚醒する条件ってなんなんだ?


相場:条件は一つ。

   影に打ち勝つ事です。


大賀:打ち勝つ?


相場:時が来れば分かると思います。

   大賀さん、

   今、身体がすごく怠くないですか?


大賀:あ、ああ。

   全身筋肉痛みたいな感じだ。

   そして猛烈に眠い。


相場:もうすぐ…来ます。

   死が。


大賀:…怖ぇな。そう言われると…。


相場:大丈夫ですよ大賀さんなら。

   私がここにいますし。

   現実時間で数秒の事なので。

   それにあんまり一気にお話すると、

   頭が追い付かないと思いますので、

   続きは帰って来た時にでも。


大賀:いや、既に追い付いてないが…


相場:ふふっ、所で…

   駐車場内、

   静かすぎませんか?


大賀:ん?確かに、

   遅い時間ってのもあるが。

  

相場:っ!!これは!


大賀:えっ、なんだ?


相場:影が…複数…でかい…!


大賀:えっ!?影!?

   俺には見えないぞ!?


相場:覚醒者以外には見えません!

   何てこと…これは、まずいっ!

   大賀さん!

   絶対ここを動かないで下さい!

   私は出て迎え撃ちます!


大賀:あ、えっ!おい!相場!

(車外に出る相場)

  

N :車外に飛び出した相場は、

   渦を巻く影から距離を取った。

   そして、渦は形を変え…

   ディアブロへと進化した。

   相場は右手を突き上げ叫んだ。


相場:来て!エリーーー!!


大賀:…マジかよ。


(ディアブロ):フフ、ハハハ!

 いいぞぉ、いいぞぉ!

 もっとだ!もっとだ!ハハハ!


N :負の感情を吸い続けるディアブロは、

   更に力をつけていく。


相場:コイツ…どこまでっ!

   今まで見てきたディアブロとは違う!

   くっ…、怖気づいてる場合じゃないわ!

   私しか!いないんだからっ!


影 :ククク、いやぁ脆弱な人間。

   怯えているのか?

   負の感情とは実に、素晴らしいな。

   特にここは、濃い。

   どれ?試してみようじゃないか。


相場:封殺シーアルド


影 :ほぉ?これは。


相場:対悪魔殲滅奥義デビルアニヒレーション

   

影 :……フフッ。


相場:光輪一矢ライテストアロー


N :相場が持つ最大最強の技、

  ライテストアローは、

  エリーの持つ銃の先端に莫大な光を集めて、

  ディアブロの核に向けて放たれた。

  しかし…


相場:…えっ!?


影 :…なんだ、この程度か?

   つまらないな覚醒者たる人間。

   人間はやはり人間だな。


相場:嘘…でしょ…

   核を貫いたはずなのに、

   消滅しない!?


影 :お前の遊びに付き合うのはここまでだ。


相場:えっ…


影 :断罪鉤爪ベリアルクロー


相場:キャァァァ!


N :距離を瞬時に詰められ、

  相場は断罪鉤爪ベリアルクローによって、

  深手を負った。


相場:ぐっ…、はぁはぁ。


大賀:お、おいおい!

   なんで相場の身体から、

   血が出てんだ!!


影 :致命傷は避けたか。フフッ

   …ん?


相場M:大賀さんだけでも、

    逃がさ…ない…と…!


影 :そこに…もう一人いるな?

   ククク。


相場:ダ、ダメ…


大賀:な、なんだ?

   急に意…識…が


影 :ハハハ!

  お前は俺が見えてない様だ。

  なら、俺のにえとなるがいい!


相場:大賀おおがさぁぁぁんっ!



影:第1話 Wedge of fate~運命の楔~-完ー










N→中条なかじょう 洋司ようじ

大賀→木曾きそ 佑志ゆうし


N:「覚醒ストーリー ~相場編~」


ーーーーー2023年12月25日-----

相場M:相場 絵梨花 26歳

    12月25日生まれ。

    今日は私の誕生日である。

    そして…

    私が死んだ日であり、

    彼を殺した日。

    私の人生は…変わってしまった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーー12月25日 渋谷ハチ公前 AM10:00-----

相場:洋司ー!お待たせ!

   待ったよね?


中条:大丈夫だよ、絵梨花。

   たかが1時間位、

   待った内に入らないさ。


相場:えへへ。


中条:じゃあ、行こうか。


相場:予約してるって言ってたお店だよね?

   楽しみだな~。


中条:あぁ、今日ほど特別な日は無いからね。

   絵梨花にとっても俺にとっても、

   最高の日にするさ。


相場M:この日も洋司は私の我儘を聞いてくれた。

    私の全てを受け入れてくれる。

    最高な婚約者だった…と、

    それが偽りの愛だとしても、

    そう思いたかった。


ーーーーー渋谷 某施設テラス PM22:35ーーーーー

相場:あぁ~!今日も幸せだったなぁ。

   ありがとう!洋司!


中条:いいんだ、絵梨花。

   君の為にした事だよ?


相場:うん。

   ホント…こんな幸せでいいのかな、私。


中条:…。


相場:ねぇ?洋司?

   私達、結婚したらさっ…

   ……(注射器で刺される)

   えっ…、よう…じ…


中条:結婚…だと?

   絵梨花…フフッ

   君は、俺の実験体であればいいんだ。

   その為に婚約までとりつけたんだからな。

   …そろそろ意識が無くなる頃だ。

   フフフッ。(指パッチン)


相場:なん…で…。


相場M:意識が遠のいていく…


中条:連れていけ。


相場:……。


ーーーーー某実験室ーーーーー


<間>

(機械に繋がれた相場)

中条:実験の最終段階まで成功だ。

   幸福の後に襲い来る絶望。

   信じていた者に裏切られる気持ちはどうだ?

   絵梨花?

   憎いか?憎いだろ?

   でもしょうがない事なんだ、

   君には素質がある…覚醒者としての素質がね。

   ディアブロ機関の有能な戦闘者パイラーとして、

   覚醒してくれたまえ。

   そう、俺達は君の力に期待しているんだ。

   人種ひとしゅの在り方を否定するのさ!

   さぁ!絵梨花!覚醒するんだ!

   そして俺達と世界を変えるんだ!


相場M:なんでなの…洋司…

    私はあなたを…


相場:うっ…あぁぁぁぁっ!


相場(影):絵梨花。

     私は利用されていたのよ。

     本当は分かっていたんでしょ?

     フフッ…婚約なんて建前。

     私は賢いもの、あなたは彼を疑ってた。

     ……。

     まぁそんな事も、

     もうどうでもいいわ。

     私はもうすぐ死ぬの。

     私が…殺してあげる。


中条:おぉっ!!これは凄い!

   成功だ!成功したぞ!


相場M:わた…しは。


相場(影):さようなら。私。


相場M:私は…!死ねないっ!


   …………

   ………

   ……

   …


中条:……。

   おかえり、俺の絵梨花。


相場:ぐっ…、あぁ゛いやぁぁぁ!


中条:うっ!?ぐぁっ!!な、何をす…る


相場:はぁはぁはぁ。

   あぁ…あぁぁ洋司…


中条:貴様…俺の…計画を…


相場:あぁ…あぁぁ…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

相場M:私は、精神の中で自分を殺した。

    そして目が覚めた時、

    もう一人の私、「エリー」は発動していた。

    彼女の暴走が洋司を殺した。

    いや違う…、

    私が自らの手で殺したのだ。

    

相場:よう…じ…。


相場M:洋司は塵になって消えた。

    私はその場で気絶し、

    次に目が覚めた時は、

    ベッドの上だった。

    あの時の記憶は曖昧だ…

    でも確かに、今も残る感触。

    忘れられない…


相場:洋司…ごめんなさい。


相場M:その後、

    人殺しをしたのだから逮捕されると思った。

    しかし、逮捕されなかった。

    洋司が存在していなかった事になっている。

    いつもと変わらない普通の日常。

    ニュースでも何も報道されない。

    つまり…そうゆう事なのだろう。

    

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ーーーーー2024年2月2日 都内BARーーーーー


相場M:あれから3か月後。

    私はディアブロの事について調べていた。

    そして、ある男の情報に辿り着いた。


木曾:初めまして、綺麗なお姉さん?

   俺達の事を嗅ぎまわってるの、

   アンタだよね?


相場:えぇ、そうよ。

   ディアブロについて詳しく聞きたいの。

   それと、なぜ洋司が…消えてしまったのか。


木曾:ふーん…。

   アンタ、失敗者ミスパイラーだな。


相場:え?


木曾:いや、何でもない。

   ここまで来たんだ、ついて来なよ。

   ボスも会いたがってる。


相場:……えぇ。


ーーーーー「覚醒ストーリー ~相場編~」完ーーーーー



あとがき

ついにシリーズ物を描き始めちゃいました!

今の所、全12話構成で考えています。

終わらなさそうですが…w

話数を重ねる毎に新キャラが出来てきますので

お楽しみに! 作者:弦てぃ

最後まで読んで頂きありがとうございます!

主人公の大賀、ヒロインの相場をこれからもよろしくお願いします。

話数が進む毎に、新キャラがぽんぽん出て来ます。

お気に入りのキャラが見つかるといいなぁ。

それでは第2話でお会いしましょう!

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