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新たな探し物

「で、なにをしでかしたんやお前は」

何だか取り調べを受けている気分だ、だがこれも悪くはない…

「実は昨日買ったばっかりの原付をぶつけて壊してしまいまして」

「事情は分かったが何故俺がその原付の修理代を半額負担する必要がある?」

それは、と口に出しそうになったがこの状況で先程の理由を話したら怒られると判断し、何とか踏みとどまった。ナイス俺、出会って二日目だがそんな俺にもわかるぐらい若干切れてる感じするもんね

「さっきのは冗談だ、水に流してくれ」

「なんとなく下らない理由なのは分かったが、今後おなじ事はするなよ」

「はい…肝に銘じます」

「分かったならいい」

どうやら取り調べは終わったらしい、大きな問題にならなくってよかった、二日間の友情に亀裂が入るところだったぜ。その後今回の経緯と今後の予定を話し、とりあえず二人でバイトを探すこととなった。こういう手伝ってくれる事がありがたいと思った、友情に感謝。

「なんか希望の職種とか時給とかあるん?」

「一応はあるけど」

と言い、俺は希望を紙に書いていった。


・一か月でバイクの修理代を稼げるような給料のもらえるとこ 

・なるべく接客業、レジとかホールとか

・家から徒歩で五分圏内


と言った感じになった。うん、我ながらいい条件だと思う、特に徒歩五分圏内とか

「この条件だとかなり限られるな、特に五分圏内とか」

さすが親友、俺と同じ考えとか運命感じちゃうね(相手は否定的なんですけどね)とかっておれが余計なことを考えている間にその親友は言った。

「確かお前の家の近くにファミレスがあった気がするんだが、あそこってバイト募集してなかったけ?」

そういやそんな感じのことが書いてあった気がするな、と曖昧な記憶を掘り返してみる

たしかあそこは徒歩五分圏内、時給も悪くなかったはず。俺の提示した条件にも一致しているし、と考えた俺の決断は速かった。

「たしかそんな感じだった気がする、特に問題もないしそこにしようかな」

「俺もそこでいいと思うけど、まあお前のバイトだからお前が決めろよな」

「そうだな、そこにするよ」

といった感じで決まったバイト、何か不吉な感じがするけど大丈夫だろう、決まったら即行動!と思ったが次の授業があったのでとりあえずこの話は打ち切った

(二限目 日本史概論 本能寺の変 明智光秀の探し物は信長の首)




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