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バイトを始める前に

朝が来た、心の中に何もないような清々しい目覚めだ、時刻は八時半でありふと携帯を見る

『明日の予定』

大学 一限目日本史概論←起きろよ

バイトの申請をする(ファミレス)

 

一般常識として大学の講義スタートは九時である、

「そんなこと語ってる場合じゃねぇぇ」

突然の覚醒だった、隣りのまだ寝てる学生さんすみません。朝からこんな大声出して

そっからの行動は簡潔かつスピーディーに進められた、起きて着替えてパンを加えて勢い良く玄関を飛び出し一気に駆ける、曲がり角で可愛い女の子にぶつかるかもしれないという期待なんか抱いてる暇はない!(そもそも立場が逆) 大学までは約二十五分の距離、何とか間に合いそうだ、と期待を抱きただただ教室を目指して走る…


何とか間に合った 落ち着いてカードを機械にかざし出席の確認をする。そしてある人物のもとに向かいそっとかばんを置きつつ横に座る。

「最初の授業からギリギリに教室にはいるとは、社会人なら即くびだな。」

朝からえらい辛辣な言葉を掛けてくるなこいつは、そんなことは当事者の俺が一番知ってるわ(分かってない)と心の中で呟く、まだ出会って二日目なんだがな、壁がないのは友人としてはうれしい限りだが…

皆さんもお気づきだろう、こいつが俺の大学初の友人である堀川寛太、俺とおなじく地方からこの度上洛して来て昨日俺をウキウキの気分にして事故らせた張本人だ。(冗談だ)だからここで修理代を請求するとしよう。(なぜそうなる)

「修理代払ってよ、半額でいいからさ」

状況が理解できていないような顔をしている、それは仕方ない、俺でもそうなるだろう(じゃあ何故言った)空白の時間がたち全てを悟った様な顔をして俺の初友は口を開いた。

「よくわからないが出会って二日目にする話か?それ」

先ほど出会って二日目の友達の辛辣な言葉を放った人とは思えませんな、我々の間に壁はないと思っていたが山より高く海よりも深いウォールナントカみたいな壁があるんですね。

(少しショック)どうやら授業が始まるようだ。この話はまた後で

(一限目 歴史概論 オリエンテーション&北条政子と承久の乱)



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