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大倉さんのグルメ事情。  作者: 六郎万
6/9

皿うどん、餡掛けたっぷりで。

ばりぼりばりばり

「まてまて、ちょっと食いすぎ。腹減ってんのはわかる。分かるけど!」

「何言ってるんだ。これはベ〇ースターだもん。」

「〇ビースターがそんなに細くててんこ盛りに皿に盛られてる家庭なんて聞いたことねぇわ。無くなる前にヤメロ。」

「へーい。餡まだできないのー?」

「あと水分飛ばしたら完成。ちょいまち。」


「ハイお待ちー。てかさ、何で俺はお前ん家で皿うどんを作ってんだ?」

「文句言わないでよー。皿うどんが3人前なのにひと皿ずつ作れないのが悪い。」

「ちゃんと表示を読まないアキが悪い。そして当然のごとく2人前を食べるんだな…。」

「うん。ひと皿じゃ足りない。1人前を労働の対価として渡すので食べておくれよ。」

「じゃあ遠慮なく。」

「海鮮あんかけ?絶対美味しいじゃん。」

「冷蔵庫に使えるのがシーフードしか入ってなかったから。ハムばっかりあって肉がないのに皿うどんを食べようとしたのかよ。」

「うまっ。めっちゃ出汁が出てる!」

「また無視?」

「エビ、イカ、ホタテの王道海鮮シリーズがプリプリで美味しい!餡も辛すぎず薄すぎず程よいとろみがついてて完璧。しかも私の好みの汁多めとは中々やりよる。ベビ〇スターみたいに硬かった麺もふやけて、人によってはこれがダメっていう人もいるけど私はふやけてる方が好きなんだよねぇ。普通に細麺なのに香ばしくって餡も絡んで具も掴みやすい!最高!!胡椒をかけるとなお良し。」

「暗に胡椒を催促しやがった。粗挽きのブラックペッパーのひとー?」

「はーい。よく分かってんじゃん。流石。」

「だろ?もっと褒めな。」

ぱっぱっ ずずずっ

「ピリッと感がこれまた美味い。」

「そして無視。」

「おかわりください。」

「俺まだ半分も食べられてないんですけど。」

「猫舌か?」

「いんやアキの食べるスピードが異常なだけ。」

「照れますなぁ。」

「褒めてません。はいどうぞ。」

「どうもさんくす。ハムもください。」

「普通に言えよ。え、ハム食べるの?」

「美味しいかと思って。」

「味濃くならない?はいどーぞ。」

「お、意外といける。餡であっためるといい感じ。ちょっと塩っぱいけど。」

「まじで?んじゃ俺も。…ほんとだいけるわこれ。」

「気づいたらもう半分しかないわ。ヒロキの分ちょっとちょうだい。」

「ちょっとで皿ごと持っていくやつがあるか!他のものを食えよ。」

「じゃあハム焼いてきてよお。お腹いっぱいにならない!!」

「いや自分で焼けよお前ん家だろ。」

「何を言うか。これも労働の一環ですぅ。」

「まだ労働続いてたんだ…。食べ終わったら焼いてやるから待っててな。」

「(ちょろいぞこいつ。)」

シーフードが好きです。硬いものが苦手なので餡は多めでふやかしてから食べる派です。

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