バールのようなもの
名称:バールのようなもの
分類:打撃系、破砕武装
入手先:工事現場、ホームセンター工具売り場、学校の工作室など
バールのようなもの、というのは警察用語でいわゆる釘抜きです。ですが、みなさんの想像する釘抜きは片手で釘を抜く小型な物でしょうが、両手で持つ大型の物もあります。
型枠解体用大バールというものでして、型枠というのは建築物を作る際にコンクリートを流しこむ枠のことです。
で、中に鉄筋を組ませて、このベニヤ板の木枠である型枠で枠を作り、ソコにコンクリートを流し込む。
その後、最短1日、現場次第では1週間ぐらいコンクリートを固める時間を取ってから型枠を解体する際に使うのが、この型枠解体用大型バールです。
ですが、なんで警察が注目しているものだというと、いわゆる窃盗犯の小道具に使われてしまった経歴があります。
一時期、自動販売機を破壊するという窃盗団が増えましたが、大型バールで鍵の辺りを破壊してこじ開けて、金を抜き取る手法が流行りました。
そのため、職務質問で見つかると仕事道具であると証明できないと窃盗目的の所持という疑惑がかかるアイテムだったりします。
また金属の重い棒なわけで殴れば頭をかち割る凶器になること必須の威力となってます。しかも形状が棒なので短い槍のような銃剣術、杖術に近い突き、払い、打突などの攻撃にも使える武装となっています。
小型のものはハンマーよりも取り扱いが楽で連打がし易い、大型は一撃が強力な武装となるものとなります。
比較的入手しやすく、威力のある武装。それがバールのようなもの、なのです。