槍鉄砲
日本の戦国時代に隠し武器の1つとして発展したともされるレア武装の1つが槍鉄砲です。
原理は長い槍をサイトとして狙いをつける道具とみなし、敵に肉薄。その時に槍を伸ばし、安全装置を解除、槍鉄砲の引き金(原理としては押し金というべきでボタンを押す方式として使われます)を作動させ、不意をついて火縄で火薬を爆発させて、銃弾を打ち出すというものです。
槍に取り付ける追加武装という感じで感覚としては槍のレンジで攻撃してきたのにいきなり撃たれるという武装です。感じとしては銃剣付きのマスケット銃の逆バージョンと思ってくれていいでしょう。
鉄砲術の各流派で研究されており、初期は黒田官兵衛の部下が作ったとも言われるものだったりしますが、槍を握り、刃を下に向けると銃口が見えないほどの小さな銃器システムですが、あまり知られていないのは
1;鉄砲の小型化が面倒
2:各流派の奥義とも言える技術で秘匿されていた
3:江戸時代に入り、隠し銃器は否定される
そして最後には
4:明治に入り、各流派の鉄砲術が一新され、西洋式の近代式射撃術へと変わってしまった。
というのが問題でした。そのため、隠し武器の槍鉄砲は数少なく、現状、日本国内に10丁程度の現物があるという説が今の説だったりします。
もし、今の銃で使うとすればグリップが壊れたリボルバーを槍の下につけて槍鉄砲に改造するという方法があるでしょう。
銃のグリップが壊れるということは構えられない。しかし槍鉄砲なら穂先を向ければ十分な構えになるでしょう。
パイプで銃身を作った粗製乱造銃なら槍の下に予め、単発発射ということで警備兵が持っているかもしれませんね
鑑定団を見ていて槍鉄砲のことを紹介していたので早速投稿。
パイプガンなら乱射できなくてもいいと思うので警備が持っていてもおかしくないでしょう