拳銃 その他編
拳銃と言われると、ヤクザ、警察官、自衛官と思いますが、実は警察が押収する拳銃は一番多いのは民間人からの旧式拳銃提出というのが多いというのが警察白書で記録されています。
コレは昔の銃を持っていた人が持っているのを知らせずに死んでしまい、遺産整理で土蔵などから発見されるケースが多いものだったりします。
というのも、日本の拳銃の歴史は最初は郵便局員が現金書留を運ぶということで強盗に狙われるのが阻止するために配備されたのが最初で、警察官は刀と同じ使い方が出来るサーベルを持つのが主流でした。
その流れで更にアメリカなどの国が銃に関しての規制を許可性にしているので日本も1945年の敗戦まで許可制にしてお金と許可申請があれば拳銃や散弾銃などが購入できるという状態でした。
実際、明治政府の頃から旧式になった村田小銃をライフリングを削って散弾銃にしたモデルを販売したり、海外からの輸入拳銃を持っていたりします。
海外との交流の多い海軍派閥や駐在武官経験者の中には豪華な象牙や金細工で装飾された豪華な拳銃を送られたりします。
ドイツであればワルサー、モーゼル、ルガーなどの有名所、イギリスなどではエンフィールド、アメリカであれば各種リボルバーやコルトガバメントが候補にあがります。
1940年ごとまでに完成していて輸入できるほどの販売可能な製品、であれば作品中に出てきてもおかしくないでしょう。
ちなみにそういった銃であれば見つけた場合は警察に届け出て、稼働するか確かめます。完全に壊れていれば無可動銃扱いとなります。が、可動している場合、使用できる弾薬が存在すると廃棄させられるか無可動化させられます。
ちなみに仮に坂本龍馬が使った拳銃が見つかっても歴史的価値よりも武器としての脅威度があるので壊れていない限り銃刀法の管理下に置かれます。
もしかしたら貴方のおじいさんが持つ裏山とか土蔵に眠っている拳銃が有るかもしれません
意外と見つかる戦前の遺物ですね。