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拳銃 ヤクザ編 その2

久しぶりの続編だせましたね

 

 トカレフは安かろう悪かろうの代名詞でした。元々、軍用拳銃としては設計は古すぎるし、安全装置もない。量産性だけを重視したという意味では軍用としては合格だったのですが、中古品を市場に流す際に粗悪なニコイチ修理などもしたため、威力だけは高いが、命中率や暴発のしやすさで不人気でした。


 一時期は値段の安さで知名度を稼いでいましたが、ヤクザたちは流石にそんな粗悪品で抗争なんぞしたくないと今はこの銃に切り替わっているようです。


 名称:マカロフPM

 使用弾薬:9ミリ×18ミリ弾

 装填数:8+1発


 いわゆる9ミリ口径弾のなかでは弾頭が小さいサイズになっているもので基本的デザイン、構造などはドイツのワルサー社のワルサーPPをコピーしたとも言えます。

 ただ、マガジンの入れ替えに使うシステムが右手親指で作動させるサイドボタン方式からレバーで操作する方式へとなっています。

 コレは基本、拳銃が補助武装であり、将校や戦車兵などの使う武器。または内勤組の武器として扱われるようになったからです。アサルトライフルの高性能化、フルオート化はメイン武装をライフルにしていき、警察などでようやくサブマシンガンを使うという状況だったりします。

 もっとも警察でも小型化に成功したアサルトライフルをメインに使うようになりつつあるようで、ロシアではAKタイプのアサルトライフルのバリエーション化により、サブマシンガンの代わりになってしまったのが、トカレフ衰退の要因であり、拳銃の補助武装化に拍車がかかった要因です。


 ただ、中国とソ連は同じ共産主義を掲げていましたが、その解釈の違いから対立が生まれ、以降、マカロフなどの技術提供は行われなくなっていき、中国では独自に入手したマカロフを解析して一応コピーには成功するも、中国はソ連側と違い、トカレフ弾を使用するサブマシンガンを配備していたのでマカロフよりトカレフの増産が続いていました。

 逆にソ連は先程上げたAKバリエーション化によるサブマシンガン採用になったため、マカロフを採用。そのため、日本に流れているマカロフはほぼロシア側からの輸入品と思ってくださって結構です。

 

 それと軍用ボディーアーマーなどの発展により、一部の拳銃はマカロフPMMという火薬量を増やした強装弾を使うモデルになりました。さすがに日本に密輸入されているものには含まれてないと思いますが、マカロフPMでマカロフPMM用強装弾を撃つと暴発するので弾は確認したほうがいいでしょう。


 ちなみに現在ではマカロフPM、及びマカロフPMMはロシア連邦軍では廃止され、新型の9ミリパラベラム弾を使える拳銃へと交換されましたが、ロシア国内の警察やロシアと友好関係がある国では未だに十分な武装として採用されている拳銃だったりします。

習作イベントや突発妄想ネタなどを書いていましたが、一応まだ生存していますし、このシリーズもまだまだ行きますよ。


意外な情報とかありますしね

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