拳銃・日本の制服警官仕様
少し出遅れましたが、遂に拳銃編です。もっとも皆さんの想像する定番物ですが。
分類:射撃武装
装弾数:現在は共通して5発
弾薬:現在は共通して38口径スペシャル弾
ゾンビサバイバル物で死亡していた警官の装備品を探していて見つける。そういうシーンはよくあります。
基本的に日本の警察官、パトカー勤務や交番勤務の地域課の巡査などは回転式弾倉のリボルバーを持っています。
では刑事ドラマで出てくる刑事の装備は?というと実は現実には刑事は捜査が基本で拳銃は携帯許可を得てから銃器保管庫から弾薬と銃を受け取り、使用します。
というわけで、とりあえず比較的(?)入手し易い制服警官の拳銃から説明します。
といっても制服警官の銃は3つ。
純国産型で南部式拳銃の名を受け継いだ1990年中盤まで製造されたのはニューナンブM60
ニューナンブの生産中止を受けて1997年から新規に購入していたのはS&W・M37(俗称チーフスペシャル・エアウェイト)
エアウェイトの生産が終了したため2006年からS&W・M360SAKURA
この三種類が調達されました。ニューナンブ自体は今も現役で使用されています。が、高度成長期の犯罪増加とソレに対応するために警察官の増加の急務ということから拳銃も調達する必要があるということでニューナンブは増産され続けたのですがメーカーサイドの生産打ち切りにより純国産ではなく、海外メーカーの方から調達することになりました。
共通点はリボルバーであり、38口径スペシャル弾を使用、装弾数5発という物です。
ちなみにM360SAKURAのベースとなったM36はチタンシリンダーを採用しているので357マグナム弾が使えます。意外なことですが、リボルバーは基本、銃身の強度さえ合えば耐久度次第で同じ口径の弾が使えます(357マグナムのマグナムとはワインのマグナムボトルの意味で火薬の量が多いという弾です)
ですが、M360SAKURAは357マグナム弾の使用を想定しないのでメーカーサイドはチタンより安価で安定している素材ということでステンレスをシリンダーに採用というものです。仮に357マグナム弾を手に入れても使わないでください。装填は可能ですが引き金を引いたら手が吹き飛びます。
日本の制服警官用拳銃はニューナンブ最終生産モデル以降、1960年代から1970年代の学生運動の武器強奪作戦の一環として警官の拳銃を奪おうという馬鹿な学生対策にグリップもランヤードリングと呼ばれる紐を通すリングを日本国内で改造してから配備というカスタムをして配備しているのが日本ならではの特徴です。
もっともゾンビサバイバルが始まった場合、警察は即座に対処するために、機動隊や交番勤務警官、果ては書類整理を担当する経理、人事、総務などの拳銃の射撃訓練を一応受けている警官も最前線に投入するでしょうから補給はものすごく厳しいでしょう。
また、命中率は拳銃なので訓練していない素人が撃っても早々当たらないのが拳銃という物。最悪、超至近距離、ゼロ距離必中射撃というべき喧嘩ショットすら考えるべきでしょうか
しかしゾンビモノの定番の設定では強烈な音を立てた時に発見されるので銃を撃つという事は発見されることです。極論で言えばスネークさんみたいにサイレントスニークをするという状況がオススメですので、拳銃は非常時の武装と割り切るべきでしょうか?
ゾンビに噛まれた時?その時は頭を撃ちぬいて名誉の自決用にも使う覚悟しましょう。
いわゆる、こめかみの辺り、側頭部を撃ちぬくと言うのは拳銃自決の定番とされていますが、意外にも確率は低いですが側頭部を撃ちぬいても死なない場合があります。
逆にその場合は、脳に弾丸でのダメージが生まれ、麻痺などの障害が残る危険性があります。
確実に名誉の自決を考えるときは銃口を口に咥え、脳に目掛けてズドン。コレが確実となります。
そして噛まれてゾンビ化したくないという仲間に慈悲の一撃を与えるときは額目掛けて1発、可能なら二発。ヘッドショットしてあげましょう。
苦しみを長引かせ、最悪、他の人に襲いかかることで二次感染が起こる可能性もありますから。