シャベル
種類:打撃系武装
入手先:園芸部倉庫、ホームセンターなど
家庭菜園している人おなじみのシャベルですが、歴史上凶悪な近接格闘用武装として使われた記録があります。
それは第一次世界大戦。当時の戦術は機関銃の配備と重火砲の支援砲撃により、基本的に塹壕戦となりました。
大型の大砲を撃ち込むことで機関銃の弾幕を抑えつつ、兵員を突撃させ、塹壕内部に突撃させる。
一方、防御側は機関銃を撃ちまくり、とにかく、塹壕に接近させないようにしながら、味方に砲撃支援を求める。
そんな激しい戦いの中、運良く塹壕に突入できても、武装がフルサイズのボルトアクション式ライフル+銃剣の長さのため、振り回しはできない。しかも銃剣は日本軍でも牛蒡剣と言われるようにショートソード並とは言わないが、今のナイフサイズより大きい作りだったりして、突き刺しメインになるのだが、それでは拳銃とかは?となるが、拳銃だと火力不足になる。当時はサブマシンガンも作られたが、機関銃による防御を優先したため、塹壕の防衛に使われたのが、塹壕を掘るために使われたシャベルです。
スコップはそこらじゅうに有る上、先端が尖っていることもあり、斬りつけてもそれなりのダメージがある。突き刺しても強力、殴れるなら最高と言う風に幅広く使われる武装となりました。
しかし、そんな戦争も当時はまだ使用制限がかかっていない毒ガス、塩素ガス弾を撃ち込まれれば空気より重い塩素は塹壕に溜まり、目などに刺激が襲ってくる。結果としてたまらず塹壕を飛び出して的になるという状態や戦局を変えるほどの評価は受けなかったが戦車の開発成功により塹壕戦は古臭い物となりました。
そんな現代でも軍隊ではエンピと言って携行性を考えた折りたたみ式シャベルを採用しています。
山岳、砂漠、平地、雪山という風に基本、戦争の主体が都市攻略になったといっても、戦場の候補はまだまだ自然いっぱいです。
そんなわけで、自衛官が銃弾節約のためにシャベル使うシーンもありでしょう。
もしくは園芸部の女子部員が同じ部員にトドメを刺すのに使うとかも。想像力掻き立てられるものです
ゾンビサバイバル+ほのぼの日常系で有名な、がっこうぐらしでも使われている武装ですね。