表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彼岸花が咲く頃  作者: 花染
またね
8/8

4

怖かったんだ。目をそらし続けることで楽になれると勘違いしていた。守れなかった事を俺は…ワシは、何時までも後悔をしていた。


 あの時に戻れるとすればワシは、ソフィアとトパーズを助けてワシは、ワシを殺すだろう。


 でも、それをきっと二人は、許さない事も解っている。自分達の運命を受け入れて、笑顔で死ぬだろう。



 夢とか希望とかもう見えなくなったワシの瞳に写る月は、当時と違うようにワシを照らす。




「ザック… フォルスさんですか? 」


 目の前には、知らない女性が立っていた。あれから何年たったのだろうか?ジュランをハンクに預けてワシは、誰も立ち入らない森へと隠って誰にも会わないようにした。


 彼女が久しぶりの人だ。


「そうじゃ」

「良かった!貴方を探すようにと言う依頼で、此処へ来ました。確か…依頼主は、エルナさんです」

「誰なんそれ」

「オカマでした」


 ワシの知り合いにオカマなんていない。いや、もしかして…


「この手紙を渡すようにと」

「手紙?」


 女性から受け取った手紙を読んだ瞬間、目が暑くなり頬から涙が落ちた。


「誰からだったんですか?」

「ワシの大切な親友からじゃ」















ザックへ



happy birthday!!



何も贈ることは、出来ないけれど君の健康と幸福を祈り捧げます。



ソフィア、トパーズより







end…

 ザックの過去編を最後までお読みくださりありがとうございます。


トパーズの石言葉は、希望、知性、繁栄、潔白、流れをつかむ、友愛、友情



彼岸花の花言葉は、悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに


友情物語と言う事で、ザックの親友をトパーズ。


過去の話がバットエンドと言う事で、タイトルに彼岸花。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ