罰してくれ、頼むよ。
掲載日:2026/05/18
炎の中を走り抜ける。
か細く小さな声を目指して。
まだ声変わりすらしてないであろう甲高い声を目指して。
走って走って、走り続ける。
消えてしまう前に。
「ありがとうございます」
…なんで
何で感謝するんだよ。
何でそんなに笑顔なんだよ。
何で怒らないんだ。 頼むから、俺を怒鳴ってくれ、俺をたたいてくれ。
頼むから、俺に罰を与えてくれ、じゃないと俺は…俺を許してしまいそうだよ。
自分の身体から出るものですら、 肌の焼けるような罰を和らげる。




