9クラン加入
「この方法のメリットは基礎ステータスが高ければ、感知装備さえあれば誰でも採取出来ます。ですがデメリットとしてその場しのぎでしかないので…この先、もっと上の難易度に行った時にいつか絶対に詰まります。ですがその詰まった時までに子供たちが成長してくれれば…いいなあって感じですね」
「……今更だが君の名前を聞いてもいいか」
「夕凪いすずともうします」
ルイスさんはしばらく考え込んで…
ばっと頭を下げた。
「君の献身、君の情報に全身全霊の感謝をする。『砂漠のオアシス』は今後君を最重要護衛人物と認識して君への協力を最優先事項とする。クランに入らなくったっていい、君は停滞していた俺たちがさらに強くなる機会をくれる女神だ。頼みがあればなんでも申し出てくれ、無償で引き受けよう」
「え、なんでも頼んで良いんですか?」
「……あーあ、やばいこと言っちゃったよルイス…」
「え?」
無償で、なんでも!!
ちょうど今日しょんぼりしてたんだよねえ……人目があって気軽に採取できないって。
やっぱ探索者なるものあっちこっちで採取したいじゃない?はちみつや砂糖もいっぱい確保しないとだし……ね?
『よろしくお願いしまーす』
結局私は『砂漠のオアシス』に加入することにした。囲われるのは嫌だけど……負担0で何でも聞いてくれるならメリットありありだからだ。
『よろしく!』
『噂の嫁さんか』
『クランメッセージにあった人か、よろしく』
まず私が紹介されたのは幹部グループチャットルーム。
そこには10人くらいの人が参加していて、基本頼み事はここですればいい事になっている。
シャードさんもこの幹部ルームには参加していた。
ここ以外のメンバーとなると100人以上のメンバーがいてそちら用のチャットルームもあるのだけれど「君は見なくていいから」のシャードさんの一言でそちらには参加していない。
他の幹部の方々もそれには賛成だった。
100人もいたら、都合を考えず同じクランなんだからいいだろって、無理なお願いをする人が出ることを警戒してとの事だ。
『おう、かわい子ちゃんよく来たな。俺感知145まで盛れたぞ』
『え!?マスターなんでそんなに盛れてるのよ私まだ130…』
『お前、シロップ目当てで装備適当に作ってただろ』
『ギクッ』
『下手なとこで下手打って外の奴らに見つかんなよ』
『そこは俺が護衛で立ってるから大丈夫〜』
『ヤシロってばシロップ10個で1日付き合ってくれるのよ、安いわ』
そしてこの幹部の方たちの中でクランマスターとルルティアさんという女性が、採掘者に転職していた。
2人が転職してから疲労回復アイテムが潤沢になりクランの中がとても活性化しているそうだ。
感知のステータスでは私が圧倒しているものの
お二人はレベルなど他の条件では私を圧倒しているので
60レベルくらいまでのフィールドでは楽しく採掘無双をしているそうだ。




