8応急対策と根本対策
「そんで銃は浪費が激しい。だから親はまず使わせない。子供同士で喧嘩した場合危ないから持たせないというのもある。そして採掘は、さっきみたいに成功なんて全然しない、一生失敗するハズレ職だと有名すぎて親は絶対にやるなという職業だ」
一生失敗……ああ、まあそうか。
採掘成功率はその土地による。
これは神様も言っていたことだ. 各地の硬度の設定で精一杯だったと。感知ステータスが低ければ硬度が高い場所は掘ることができない。
つまりレベル1はどこでも産まれるが
各地の採掘難易度はレベル1スタートじゃないのだ。安全地帯で掘っても、安全地帯の硬度もその土地による。
つまり一生失敗するってわけだ。
採取過疎の謎がやっと解けて、そしてこの世界のあまりの無理ゲーに苦笑いが込み上げる。全員がライト村スタートじゃないからこその、採掘過疎化だったのだ。
「なるほど、問題点が読めてきました」
「ん?」
「パッと思いつく解決案を数案よろしいでしょうか」
「……聞かせてくれ」
「聞いたからには彼女のことをきちんと配慮してよね、情報取り逃げは許さないよ」
「わぁってるよ」
んーと記憶を呼び起こして、うん、と唸る。
掘り出したのは60の自分で…獲得ステータスポイントなどから察する当時の私の感知は……。
「まず根本解決としては親を失った子供などでやりたいと言った適正のある子をクランで独自に1から育てていくのはどうでしょうか。長くはかかりますが確実で、効果が出るまでには数年かかりますが確実です。そしてきっと情報が出回れば国なども同じことをすると思います」
「……孤児院自体を作るか…ああ、ありだな」
「その場合はライト村…最低でもナオタウンでお願いします。採掘成功率は感知ステータスと…その場所のモンスターの平均レベルに左右されます。この近辺以外ですと失敗続きでやる気も無くなるでしょう」
「そうなのか!?」
「僕も初耳なんだけど!?」
あれ、土地ごとに違うの言ってなかったっけ。
まあいいか、とりあえず恒久対策はまあそっちで…
「ですが、それは実りまでに一年以上かかります。それまで……すごい辛いですがその期間をょっとでも短縮させたい人は……」
「人は……なんだ」
「そこそこ高レベルの人で職業を転職しても良いって方を募集してその人に採掘者になってもらいます。そしてその人に……感知装備をゴテゴテに固めて2次転職アイテムを採掘出来るくらいまで、感知を強引にゴリあげるんです。ちなみに私が採取した時の感知は160くらいでした。転職するとロストしたスキル分のスキルレベルは落ちますが…そうですね、9レベルくらいあげれば最低採掘は出来ます。ただ最低なので出来れば18レベルは欲しいです。」
理論上はこれで何とかなる。
装備でステータスを補填すれば、感知ステータスを取っていなくても採掘者になるだけで採掘は可能なんだ。
ただこれはあくまでその場しのぎにしかならない。




