6二人目の協力者
「何?てか君たち息が合いすぎじゃない?」
「えー、やだシャードヤキモチ?ヤキモチなのー?」
「え、シャードさんヤキモチですか?」
「煩い。さっさと行くよ。どこ?」
ぷりぷり怒るシャードさんをからかう感じも気が合いすぎて……うん、同族すぎてお互い合わないなと言うことを感じ取った。それはきっと向こうも同じだ。
「ライト村で。あそこのパンがすごく美味しいんですよねー」
「へー、かわい子ちゃんが言うなら期待大だなあ」
3人でライト村に飛んで飯屋に行く……訳もなく真っ直ぐモエモエのフィールドに出る。
しばらくモエモエのフィールドを歩いて今朝撃った木々の辺りに行く。
「で、シャード。2次転職の前に見せないといけないって言う情報はなんだ?わざわざ嫁さんを自慢したい訳じゃないだろ」
「…君、やって」
「『集中』『炸裂弾』」
私がスキルを使うとルイスさんはパッと腰にさしてあった双剣を抜いた。反応はいいと思う。闇討ちの可能性もあるわけだしね。
まあ私の狙いは貴方ではないけど。というか嫁に反応してちょっと照れるのはやめてくださいシャードさん。
「『採掘』…『ダブルショット』」
『ババーン!!』
木を撃つと爆音が響いて
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽ
凄まじい数のアイテムが近くに飛散した。
それをシャードさんもルイスさんも呆然と見ていた。
当然、先に復帰したのは私耐性があるシャードさんだ。
シャードさんは即座に私の側頭部をガシッと鷲掴んだ。今日は横かー
「何今の。僕が知ってるソレじゃなかったんだけど?」
「どうも攻撃力が大きいとその分多くの物が採掘出来るみたいで、私もそこそこ強くなったので痛い痛い痛い」
えへっと両頬に指を当てて笑って誤魔化すと側頭部がミシミシ言い出した。
そんな私たちのやり取りも見たルイスさんは無言で唐突に家を取り出した。
展開された家はシャードさんの新居よりも大きく、数体のモエモエが潰されてお亡くなりになってた。
そして促されるままに3人で中に入って扉が閉まるとルイスさんはその場でしゃがみこんだ。
「はああああああああ、そういう事か。なるほど、シャードお前そういうことか。彼女を匿ってたんだな」
「……言う必要を感じなかっただけだよ」
「嘘つけ、絶対に言う気なかったろ。あー、そうか逃げられない従者ちゃんってそういう事か…」
そんな2人の会話を、庇ってもらっていた身として苦笑いするしかない。




