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王国を滅ぼしかねない三枚目悪役令嬢


【追放前夜:王国滅亡カウントダウン】


「殿下…もう我慢の限界です」


老宰相が震える手で報告書を差し出す。


『ミント・ラッキーノットによる国家危機事案一覧』


1. 外交断絶事件(先月)

· 隣国大使に「あなたの国、実は三十年後に内乱で滅びますよ? 私、予知夢で見た」

· 結果:大使がパニックになり、国交断絶寸前

2. 経済崩壊事件(三週間前)

· 国家予算会議で「この支出、無駄じゃない? 代わりにぬいぐるみ工場建てたら?」

· 結果:財務長官が精神崩壊、貨幣価値が一時20%下落

3. 軍事機密漏洩事件(二週間前)

· 城壁の見学中に「ここ、地下に秘密通路ありますよ? 子供の時によく遊んだ」

· 結果:敵国スパイがその情報を入手、防衛計画を全面変更

4. 王族クーデター未遂事件(一週間前)

· 第二王子に「あなた、実は料理人になりたかったんでしょ? 私、厨房に連れてってあげる」

· 結果:第二王子が王位放棄を宣言、後継者問題が噴出


レオン王子が顔を青ざめさせる。


「…これ、全部あの女がやったのか?」

「はい。しかも、すべて“悪意なく”です」


【決定的瞬間:建国記念式典で】


「今日は我が王国建国300周年! これから──」


国王の演説中、ミントがふらりと壇上に現れる。


「あ! 陛下、ちょうどよかった!」

「む、ミントか…今は忙しい」

「でも大事な話なんです! この城、実は──」


ドゴォォォン!


ミントがつまずき、建国の宝玉(国宝)を蹴飛ばす。


宝玉は空中を飛び、窓から外へ──


パキン!


建国の記念碑に直撃、粉々に砕ける。


一同:「「「……」」」


ミントは平然と。


「あちゃー…でも、実はあの宝玉、偽物だったんですよ? 本物は三年前に盗まれてて…」

「な、なんだと!?」


後日調査で、本当に偽物だったことが判明。

(ミントはただ「なんとなく本物じゃない気がした」と言うだけ)


【追放判決:王国の命運をかけて】


「ミント・ラッキーノット!」


王座の間で、国王自らが宣告する。


「お前の“三枚目”は、もはや個性の領域を超えた。これは…“国家災害”だ」

「え? でも私、悪いことしてないよ?」

「その“してない”という自覚がないことが、最も危険なのだ!」


宰相が追加説明する。


「これまであなたが“偶然”やったことによる被害額:国家予算の三割相当」

「“偶然”防いだ災害:国家滅亡級×3回」

「…つまり、あなたがいるだけで、王国は常に存亡の危機にさらされている」


ミントはきょとん。


「でも、滅びそうになったら、またなんとかなるでしょ?」

「“なんとかなる”で済まされん!」


【辺境追放:王国の安全装置として】


レオン王子が条件を提示する。


「辺境へ追放する。ただし、二つの条件だ」

「なんですか?」

「第一:二度と王都に近づくな(半径500キロ以内)」

「第二:もし王国が滅亡しそうになったら…連絡する」


一同:「「え!?」」


「…つまり、お前を“非常用の災害”として扱う。平時は危険すぎるが、国家存亡の時には…」

「あ! 最後の手段ってやつ?」

「そうだ。お前の“滅ぼしかねない力”を、逆に“救う力”として使う」


ミントは嬉しそうに笑う。


「やった! じゃあ、私は…王国の秘密兵器!」

「…そう思えばいい」


【辺境到着:災害級三枚目、覚醒する】


辺境の町に着いたミントは、早速“やらかす”。


到着10分後:


「この井戸、水まずそう…あ、じゃあ湧かせよう!」


ボコボコ…


千年ぶりに枯れていた古代水源が復活。

(地質学者が百年かかるといっていた)


到着3時間後:


「この土地、作物育たないんだって? じゃあ、土壌改良すれば…」


適当に混ぜた薬草(実は古代の秘薬)で、

不毛の地が豊作地帯に変わる。


到着翌日:


「町のみんな、仲悪そう…じゃあ、パーティーやろう!」


敵対していた三つの氏族が、

なぜかミントを中心に団結し始める。


【王国側の監視報告】


密偵が王宮に報告する。


「…危険です。あの女は、辺境であっという間に勢力を築いています」

「どんな勢力だ?」

「はい。まず、復活した古代水源を“ミント泉”と名付け、信仰対象に。そして…」


報告書には、恐ろしいほどのリストが。


1. 古代兵器の偶然発見(「この棒きれ、光るね?」→聖剣)

2. 失われた魔導技術の再現(「この呪文、こう詠唱したら?」→禁術)

3. 国境紛争の解決(「ケンカやめてー」→両軍が和解)


宰相が震える。


「…こ、これは…辺境に“第二王国”を築く気か!」

「いや」レオン王子が深いため息をつく。

「彼女は、ただ“楽しいこと”をしているだけだ。結果が…恐ろしいだけなのだ」


【王国滅亡フラグ、立て続けに】


事件①:経済侵略(?)


ミントが始めた「ちょっとだけ屋」が、

辺境特産品(古代の知恵で作った品々)を流通させ始める。


結果:王国の主要産業が脅かされる。


事件②:人的資源の流出


ミントの噂を聞き、王国の有能な人材が辺境に移住し始める。


「あそこなら、ミント様の“破壊的創造力”で働けます!」

「ここは硬直した王国と違い、何でも挑戦できる!」


事件③:外交的孤立


辺境が独自の外交を開始。

古代守護者、異種族、隠れ里…王国が接触できなかった勢力と、

ミントがなぜか仲良くなる。


「こんにちは! 私、ミント! …え? 千年ぶりの人間? そっかー」


【緊急事態:王国、本当に滅亡の危機】


ついに、レオン王子から緊急連絡が。


「ミント! 来てくれ!」

「どうしたの、殿下?」

「隣国が全面侵攻を宣言した! 国力では…勝てない!」


ミントはのんびり答える。


「あー、それなら大丈夫だよ。だって、あの国の王様、実は──」


三日後


隣国から撤兵の報せ。

理由:国王が急病(実はミントが三年前に「その食材、アレルギーですよ」と言っていたのを無視した結果)


【真の力:“因果律破壊”】


クロノ(後から合流した時空学者)が分析する。


「ミント様の能力…これは“確率干渉”です」

「なにそれ?」

「簡単に言えば、あり得ない確率を、あり得るようにしてしまう力」


例:


· 宝くじが当たる確率 → 100%に

· 敵国が攻めてくる確率 → 0%に

· 王国が滅亡する確率 → 上がったり下がったり


「つまり、彼女が“楽しい”と思うことが、世界の確率を書き換える」

「…だから、彼女が王宮にいると、王国が滅びかねないのか」


【新たなバランス:災害管理機構】


最終的な解決策:


1. ミントは辺境に常住

· 王国から半径300キロは立ち入り禁止区域に

· ただし、非常時は招集可能

2. “ミント対策省”の設立

· 彼女が引き起こす“奇跡的災害”を管理

· 被害を最小限に、利益を最大限に

3. 辺境を“特別緩衝地帯”に

· ミントの影響が王国に直接及ばないように

· 代わりに、文化交流・技術供与の場として


【ミントの本音】


ある日、ロイドが尋ねる。


「ミントさん、本当は…自分の力を自覚しているんですか?」

「んー…わかんない」


彼女は空を見上げる。


「ただね…私が“これ楽しい!”って思うと、なんかうまくいくんだよ」

「でも、それで人が困ることも…」

「そっか。じゃあ、これからは…もうちょっとだけ気をつける」


しかし、その“ちょっとだけ”が、

また新たな伝説を生むことになるとは、

この時まだ誰も知らなかった。


---


リメイク版・第X話:『たいしたことない』が核兵器を生む


【平和すぎる午後、何気ない一言】


「ねえ、ロイド。この辺り、なんかさびしくない?」


ミントは辺境の丘の上で草笛を吹きながら呟いた。


ロイドが警戒して周囲を見渡す。


「特に異常はありませんが…何か感じますか?」

「んー…なんか“パワー”が余ってる気がする。王宮にいた時みたいに、大きなことやらかしそうでドキドキする感じがない」


クローディスが帳簿から顔を上げる。


「平和なのは良いことです。国家予算を崩すような“大事件”がなくて」

「でも、ちょっと退屈だなー。なんか…“たいしたことない”実験でもしようか!」


一同の背筋が凍る。


「「「待って!」」」


【“たいしたことない”実験の始まり】


「大丈夫だよ! 今回は本当に小さいことだけするから」


ミントが持ち出したのは:


· 庭の石ころ数個

· 大家から借りた鍋

· クロノの壊れた時空装置の部品(「これ、余ってた」)

· マヤの怪しい薬草少々


「これを混ぜて…魔法をちょっとだけかけて…」

「ミントさん、それは何の実験ですか?」

「“きれいな光る石”を作る実験! ランタンの代わりに使おうと思って」


ロイドは一応監視を続ける。


(記録:実験開始より、魔力濃度が通常の3倍に上昇)


【異変の兆し:動物たちの反応】


「あれ? 鳥さんたち、逃げてく…」

「虫もいなくなりました」

「魔獣のガルルも、尻尾を丸めて震えてる」


クロノが測定器を取り出す。


「…信じられない。周囲の魔力が、通常の100倍に」

「え? でも私、ほんのちょっとしか…」


その時、鍋の中の“石ころ”が微かに光り始める。


「わあ! 光った! でも…なんか熱い」

「離れてください! 熱量が異常です!」


【“たいしたことない”光る石の正体】


ジルが戦場の経験から警告する。


「これは…“爆発物”の気配だ」

「え? ただの光る石だよ?」

「いや、ジル殿下の言う通りだ」


バルガスが距離を取る。


「俺、闇市場で似たようなものを扱ったことがある。魔力を超高密度に凝縮した…“魔晶爆弾”だ」

「でも、爆弾なんて作ってないよ! ただ混ぜただけ!」


ゴールドマンが計算し始める。


「もしこれが爆発したら…被害半径は?」

「…この辺境の町が消えるレベルです」(クロノ、青ざめて)


【大惨事回避:三枚目機転】


「じゃあ、早く冷やさなきゃ! …あ、水かければいいんだ!」


ミントが鍋に向かってバケツの水をぶちまけようとする。


「「「待てーっ!」」」


ロイドがミントの腕を掴む。


「水と接触したら、むしろ爆発します!」

「え? でも火事の時は水かけるじゃん」

「これは化学…いや、魔術反応です!」


鍋の中の“光る石”は、どんどん明るくなり、熱を発している。


「どうしよう…私、またやらかしちゃった?」

「とにかく、隔離だ!」ジルが指示する。

「人里離れた場所に運ぼう!」


【決死の輸送作戦】


チーム結成:


· 運搬役:ロイド(魔力抵抗が高い)

· 防護役:クロノ(緊急魔術結界を展開)

· 道先案内:バルガス(人気のないルートを知っている)

· 見守り役:ミント(「私のゴミだから…」)


「北部の荒れ地まで、馬で二時間…間に合うか?」

「石の反応、さらに増大しています。あと一時間で臨界点に」


ミントが突然手を挙げる。


「あ! そうだ! 逆に考えよう!」

「どういうことです?」

「爆発するんなら…“少しずつ”爆発させればいいじゃん!」


一同:「「「それは無理!」」」


【三枚目理論:分割して安全に】


「だって、大きな火薬も、小さく分ければ安全って聞いたよ?」

「それは…まあ、理論上は」

「じゃあ、これも割ればいい!」


クロノが慌てて制止する。


「割る衝撃で爆発します!」

「じゃあ…魔法で優しく分ける?」


その時、アンシェント(古代守護者)が現れる。


「…我に任せろ。古代の“分離の術”がある」

「本当!? 助けて!」


アンシェントは古代語を詠唱し、鍋の中の光る石に手をかざす。


石がゆっくりと浮かび上がり、四つの小さな塊に分かれる。


「…成功だ。これで、個別の出力は1/4になった」

「やった! …でも、まだ爆発するの?」

「する。ただし、威力は…町ひとつ消せる程度だ」


「「「まだ危険じゃないか!」」」


【最終手段:天空へ】


ゴールドマンが飛行船を指さす。


「あれで、高空に運び、そこで爆破させよう」

「高空なら被害は?」

「…雲が数日、虹色になる程度だろう」


急遽、飛行船が出動。


空中で、クロノが爆破の準備をする。


「では、魔力の逆転呪文を…」

「待って!」ミントがまた手を挙げる。

「その石…なんか“生きてる”みたいな気がするんだよね」


一同が石を見つめる。


確かに、ゆらゆらと脈打つように光っている。


【核兵器ならぬ“希望兵器”】


エリアが気づく。


「…この光、レオが笑う時の光に似てる」

「そういえば」ジルも頷く。

「悪意や破壊の気配はない。ただ…“強い”だけだ」


ミントがそっと石に手を伸ばす。


「ごめんね、怖がらせちゃって…あなた、何がしたかったの?」


石はさらに強く光る。


そして、皆の頭の中に、かすかな“声”が響く。


『…光りたかった。暗いところで、長く眠っていたから』


【古代の遺産:光の種】


アンシェントが理解する。


「これは…我の時代の“光の種”だ。永遠の灯として作られたが…」

「戦争で失われたのか?」(ジル)

「いや。自ら眠りについた。人々が“光”を恐れ始めたからだ」


ミントが優しく石を包む。


「でも今は、光を必要としてる人がいるよ。辺境は暗いから…」

『…本当に? 私の光を、怖がらない?』

「怖くないよ! だって、きれいだもん」


【辺境の新しい灯り】


爆破は中止され、光の種は四つとも保護される。


数日後、調整が完了。


「これで、出力を安全なレベルに制限できました」

「でも、ちゃんと光る?」

「光ります。一つの種で、町全体を照らせるほどに」


辺境の中央広場に、第一の“光の種”が設置される。


夕暮れ時、ミントがスイッチを入れる。


ぱあっ


柔らかな、しかし確かな光が辺境を包む。


「わあ…」

「すごい…夜なのに、昼間みたい」

「でも、目に優しい」


光の種の“声”が再び響く。


『…ありがとう。また、光れるのが…嬉しい』


【“たいしたことない”の真の危険性】


後日、クロノが報告書をまとめる。


「結論:ミント様の“たいしたことない”は、常に“とんでもないこと”に発展する可能性がある」

「でも今回は、いいことになったよ!」

「今回は“幸運”でした。次は…本当に核兵器ができるかもしれません」


レオン王子から連絡が入る。


「…報告を受け取った。光の種、一つくれないか?」

「え? でも、危険だよ?」

「王宮の地下には、古代の“光を待つ装置”がある。ずっと動いていない…」


【新たな役割:希望製造機】


こうして、ミントは新たな“仕事”を得る。


『危険なモノを、希望に変えるお手伝い』


ただし、依頼には厳しい審査がつく。


依頼人:「この危険な魔導書を…」

ミント:「えーと…これは“魂を吸う本”だよ? でも、表紙きれいだね。図書館の装飾にすれば?」

「!? それでいいんですか!?」


依頼人:「この呪われた剣が…」

ミント:「あ、これ“怨念の剣”だ。でも、柄の彫刻すごく細かい! 美術品として展示すれば?」

「…そんな発想、なかった」


【教訓:でも忘れる】


「で、結局なんで核兵器ができちゃったんだっけ?」

「あなたが“たいしたことない”と言ったからです」(ロイド)

「そっか…じゃあ、次からは“ちょっとだけ気をつける”って言おう!」

「“ちょっとだけ”が一番危険です!」


---


スケールダウン版:ミントのちょっと困るシーン集


【シーン1:お風呂で大騒ぎ】


「あー、今日も一日働いた! お風呂、お風呂!」


辺境の共同浴場(ミントたちが作った)で、ミントが大声で歌いながら入浴中。


そこに、うっかり男性側からロイドが入ってくる。


「失礼、タオルを忘れて…」

「あ、ロイド! ちょうどよかった、背中流して!」

「え!? いや、私は…」


ミントは全く気にせず、背中を向ける。


「ほら、ここ、洗い残しありそうでしょ?」

「…男性風呂と女性風呂、間違えていませんか?」

「え? あ、ほんとだ! でもまあいいや、ロイドだし」


ロイドは目を閉じ、手探りで背中を流す。


(後で大家に「男女共用時間帯を設ける」と言われ、さらに混乱)


【シーン2:服が突然崩れる】


「今日は新しいドレス! …って、あれ?」


王族との面会(辺境に視察に来た)の最中、ミントのドレスの肩紐が突然切れる。


パチン!


「わっ!」

「ミント!?」(ジル)


ドレスが肩からずり落ちかける。中には…なぜか手作りの変な下着。


「あ、これ私が縫ったやつ! ほら、刺繍がガブガブ君!」

「下着の話は今するな!」(エリア、慌てて上着を貸す)


相手の王族は目を逸らしつつ、小声で。


「…その刺繍、なかなか精巧ですね」

「でしょ! でも、縫い目が弱くて…あ!」

(もう一方の肩紐も切れる)


【シーン3:薬草の副作用】


マヤからもらった「疲労回復薬」を飲んだミント。


「すっきりした! …あれ? なんか体が熱い」


数分後、ミントの肌が微かに光り始める。


「わあ! きれい! でも…」

「それ、媚薬混じりでは?」(マヤ、後から気づく)

「え? 媚薬?」


ミントはますます体が熱くなる。


「あつ…ねえ、ロイド、あなた冷たくない?」

「ミントさん、距離を保ってください」

「でも、気持ちいい…」


一同が大慌てで解毒剤を探す。


(結果:媚薬効果はなかったが、三日間肌が光り続ける)


【シーン4:踊りすぎて】


収穫祭のダンスで、ミントが超絶はしゃぐ。


「やっほー! もっと激しく!」

「ミントさん、その衣装では…」(エリア)


民族衣装(少し薄手)を着て、激しく踊るミント。


ビリっ


「あれ? なんか涼しい?」

「袖が裂けてます!」(ロイド、目を覆う)


でもミントは気にしない。


「大丈夫、大丈夫! 踊りは続くよー!」

「でも、そこから肌が…」


最終的に、エリアが無理やり上着を着せ、ダンスから引き摺り下ろす。


【シーン5:魔術実験の失敗】


「新しい魔法、『魅力アップの術』を開発中!」


クロノの監視のもと、魔術実験。


「えいっ!」


ぱちん!


魔法は成功…だが、対象を間違える。


「あれ? 私じゃなくて、ロイドがきらきらしてる」

「…私が?」(ロイド)


ロイドの全身が微かに光り、なぜか魅力が増幅。


「わあ、ロイド、すごく…」

「近づかないでください! この魔法、接触で伝染します!」


町の女性たち(一部男性も)が、ロイドに引き寄せられ始める。


「大変! 解毒、解毒!」

(結果:ロイドは三日間、地下室に閉じこもる)


【シーン6:寝ぼけ行動】


深夜、ミントが寝ぼけてロイドの部屋に入る。


「ん…寒い…」

「ミントさん? あなたの部屋は隣です」

「でも、ここ暖かい…」


ミントがロイドの布団にもぐり込む。


「…ミントさん」

「zzz…」

「仕方ない。明日、しっかり言おう」


しかし翌朝、ミントは全く覚えていない。


「え? 私、ロイドの部屋で寝てたの? ごめんね、夢でトイレ探してたかも」

「夢でトイレが私の部屋にあると?」

「だって、夢の中のロイドは優しくて…」


ロイドは顔を赤くして席を立つ。


【シーン7:服のサイズ間違い】


ゴールドマンから「新しい仕事着」が贈られてくる。


「わあ、高級そう! じゃあ、今すぐ着て…あれ?」

サイズが明らかに小さい。


「き、きつ…」

「それ、どう見ても小さいです」(ロイド)

「でも、せっかくだから…はあっ!」


無理に着ようとして、背中のファスナーが壊れる。


パキーン!


「…あ」

「…あ」(一同)


中から、また手作りの変な下着が。


「これもガブガブ君シリーズ! 最新作!」

「自慢するな!」(バルガス、目を覆いつつ)


【シーン8:薬草風呂の誤算】


「疲れたから、薬草風呂に入ろう!」


マヤから勧められた薬草をたっぷり入れる。


「あー、気持ちいい…あれ? なんか色が…」


風呂の水が鮮やかなピンクに変色。しかも、なぜか泡立つ。


「わあ、きれい! でも…」


泡がミントの体にまとわりつき、なぜか肌が見えにくくなる…いや、逆に強調される。


「これ、入浴剤じゃなくて…あ、もしかして“肌を見せつけるための媚薬風呂”?」

「今気づくか!」(マヤ、外から叫ぶ)


ミントは泡まみれのまま、慌てて風呂から出る。


(その後、その風呂の水は奇跡的に肌荒れを治す薬湯として評判に)


【シーン9:ダンスの特訓で】


エリアに社交ダンスを教わっているミント。


「こうで、こうで…あ!」

「ミントさん、リードは私が…」


ミントが勢いあまってエリアに覆いかぶさる。


どすん!


「ご、ごめん! でもエリアちゃん、柔らかいね…」

「そ、それは…」(エリア、顔真っ赤)


そこへジルが入ってくる。


「何をして…おおっ!?」

「陛下、誤解です! ダンスの練習で…」

「ダンスでこの体位はない!」


(説明に十分時間がかかる)


【シーン10:最終的にみんな慣れる】


数ヶ月後、こんな事件が日常になる。


ロイド:「今日は何ですか?」

ミント:「新しい下着! 透け透け魔法布で作ったんだ!」

「…報告しておきます。きっと何か起こるので」


ジル:「また服が裂けたか。予備を用意しておこう」

エリア:「この薬草、媚薬効果があるかもしれないから、飲まないでね」

バルガス:「おい、三枚目。今日はどこがはだけるんだ?」


ミント:「えー? みんな、冷たいなー!」

一同:「「「自業自得だ!」」」


---


【教訓】

ミントの“ちょっと困る”は、周りの“大大大困る”。

でも、なぜかみんな見守ってしまう。

…たぶん、彼女が本当に悪意がないから。


(スケールダウン完了:核兵器→服が裂けるレベル)

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