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第1話:三枚目悪役令嬢、追放される


【冒頭:盛大に空気を読まない】


「ミント・ラッキーノット。お前は我が妃にはふさわしくない」


王座の間で、レオン王子の声が冷たく響いた。


「え?」


ミントはきょとんとした顔で首を傾げた。今朝、慌てて着替えたせいで、ドレスのリボンが半分ほどけていることにまだ気づいていない。


「だ、でも殿下、先週のダンスパーティで『次はミントと踊りたい』っておっしゃいましたよね?」


「それは…!」


王子の頬が微かに赤くなった。確かに言った。だがそれは、隣国の王女に見せるための演技だったのだ。


「それに殿下、実は──」


ミントが何か言おうとしたその時。


パチン!


彼女のドレスのリボンが完全にほどけ、華麗に(?)床に落ちた。


一同:「「「……」」」


一瞬の沈黙の後、貴族たちの間にくすくす笑いが漏れた。


「…見たか」

「あのだらしなさ…」

「さすが三枚目令嬢ね」


ミントは平然とリボンを拾い上げ、適当に結び直す。


「えーと、何の話でしたっけ?」


【追放の理由:細かいけど大事なこと】


「理由は三つある」


王子が指を折りながら言った。


「第一に、先月の狩猟大会で、お前は王家のシンボルである白鹿に『美味しそう』と言った」


「でも実際、調理したらすごく美味しかったじゃないですか。殿下も三杯おかわりしましたよね」


「ぐっ…! そ、それは!」


「第二に、先々週の外交晩餐会で、隣国の大使に『その髪型、十年前に流行りましたね』と言った」


「だって事実ですもん。私、正直者なんです」


「第三に…」


王子が深く息を吸った。


「今この瞬間、お前は王の前で堂々とリボンを結び直している」


ミントは手元のリボンを見て、また首を傾げた。


「あ、これ変ですか? でもこのリボン、母がくれた大事なもので、汚れたら──」


「いい加減にしろ!」


王子の拳が玉座の肘掛けを打った。


「ミント・ラッキーノット。お前は即刻、辺境へ追放する」


【追放劇、ただし三枚目仕様】


「辺境?」


ミントの目がぱちぱちした。


「でも殿下、辺境って…すごく遠いですよね? 移動費は出るんですか? 日当は? 危険手当は?」


「…は?」


「あと荷物の運搬はどうしましょう。私、結構たくさん持ってるんです。ぬいぐるみだけでも──」


「そんな細かいことを今言うな!」


王子が顔を覆った。もう耐えられない。


護衛騎士のロイドが一歩前に出た。彼はミントの幼馴染で、今まで何度も彼女の「三枚目災難」を救ってきた男だ。


「殿下、私もご同行いたします」


「ロイド…お前まで」


「彼女を一人にしたら、三日と持たないでしょう」


ロイドの目は真剣だった。いや、むしろ「諦めの境地」に近かった。


ミントは嬉しそうにロイドの袖を引っ張る。


「ロイド、ありがとう! で、ねえ、辺境って何があるの? 温泉とか? 名物とか?」


「…まずは生き延びることを考えましょう、ミントさん」


【出発:なぜか明るい別れ】


城門の前で、ミントは最小限の荷物(と言いつつ、ぬいぐるみ三体とおやつ詰め合わせ)を抱えていた。


「えーと、これで全部かな? あ! 忘れた!」


彼女が城に向かって走り出す。


「ミントさん、もう時間が──」


「すぐ戻るから!」


数分後、ミントが息を切らして戻ってきた。手には──


「殿下のマフラー! 洗濯に出して返すの忘れてた!」


門番たちが呆然とする中、彼女は王子にマフラーを差し出す。


「寒くなってきますから、ちゃんと着けてくださいね。でも今はまだ暑いから、しまっておく方がいいかも。でも──」


「もういい! 早く行け!」


王子は真っ赤な顔で叫んだ。


ロイドがそっとミントの背中を押す。


「行きましょう。…また何かやらかしますよ」


「え? 私、何かやらかしたっけ?」


【道中:三枚目は旅路でも三枚目】


辺境への道は険しかった。だが、ミントの三枚目さはそれを忘れさせた。


事件1:魔獣襲撃


「ガルルル…!」


狼型の魔獣が道を塞いだ。


ロイドが剣を抜く。「ミントさん、後ろに下がって──」


「あ! かわいい!」


ミントが魔獣に駆け寄る。


「待って! 危ない!」


だが、ミントは魔獣の前でしゃがみ込むと、ポケットから何かを取り出した。


「ほら、おやつ。私の分け前だけど、あげる」


魔獣は首を傾げ、においを嗅ぐ。そして──


パクっ


「…食べた」

「おいしかった?」

「(うなずく)」


ロイドは剣を鞘に収め、ため息をついた。


「ミントさん、魔獣におやつをあげるのは普通しません」

「でもお腹すいてたみたいだし。ねえ、君、これからどうするの?」


魔獣はミントの足元にすわり、しっぽをぱたぱたさせた。


事件2:道に迷う


「…どうやら道を間違えたようです」


ロイドが地図を見つめながら言った。


「え? 迷ったの? でも大丈夫だよ、ロイド!」

「なぜですか?」

「だって私がいるから!」


ミントが胸を張る。


「…それが一番心配なんですけど」


それから一時間後。


「見て、ロイド! すごくきれいな湖!」


確かに、地図にない美しい湖が目の前に広がっていた。


「…なぜか秘境を発見しましたね」

「ね! 私ってすごい?」

「まあ、目的地からは三百キロほど逸れていますが」


事件3:偶然の出会い


湖の畔で休憩していると、一人の商人が倒れていた。


「大丈夫ですか?」


ミントが駆け寄る。


商人は飢えと疲労で倒れていたらしい。ミントは持っていたおやつを分け与え、ロイドが水を飲ませる。


「…助かりました」


商人が息もたえだえに礼を言う。


「これ、お礼に…」


彼は荷車から、古びた看板を一枚取り出した。


『何でもちょっとだけ屋 開業セール中』


「これは私の夢だった店の看板です。でも、もう辺境では商売あがったりで…」


ミントは看板をじっと見つめた。


「…これ、もらってもいいですか?」

「え? ですが、これは…」

「だって、私も辺境で何か始めなきゃいけないし。何でもちょっとだけ…なんか、私にぴったりな気がする!」


ロイドはまたため息をついた。


「ミントさん、まずは住む場所を確保しましょう」

「あ、そっか! でもこの看板、すごくいい感じじゃない? ロイドもそう思わない?」

「…まあ、いいでしょう」


【辺境の町:三枚目新生活のはじまり】


三日後、ようやく辺境の小さな町に到着した。


町は荒れていた。廃屋が多く、人々の目には疲れの色が濃かった。


「ここが…私たちの新しい家か」


ロイドが感慨深げに呟く。


「うん! ねえ、あの空き家、使えそうじゃない?」


ミントが指さしたのは、確かに空き家だった。が、屋根は半分崩れ、窓は割れている。


「…直すのに一ヶ月はかかりそうです」

「大丈夫! 私、DIY得意だよ!」

「先週、私の鎧を『修理』した時、逆にバラバラにしたのは誰ですか?」

「えへへ…それはアクシデント!」


その時、近くの住民が声をかけてきた。


「お前たち、新しい住人か? 忠告しておくが、この町は魔獣がよく出る。すぐに出て行った方がいい」


ミントはにっこり笑って答えた。


「大丈夫です! だって、私たちにはこれがありますから!」


彼女が誇らしげに掲げたのは、あの『何でもちょっとだけ屋』の看板だった。


住民は呆れたように首を振り、去っていった。


ロイドは空き家を見上げ、また深いため息をついた。


「…さて、どこから手を付けましょうか」

「まずは掃除! あ、でもその前に、お腹すいたな。ロイド、何か食べない?」

「ミントさん、食料はあと三日分しかありません」

「え? じゃあ三日で何か始めなきゃ!」


夕日が辺境の町を赤く染めていた。


ミントは看板を抱え、崩れかけた空き家を見つめながら言った。


「よし! 明日から『何でもちょっとだけ屋』開店だ!」

「…まずは屋根の修理からですよ」

「あ、そっか! でも、きっとうまくいくよ!」

「なぜそう言い切れるんですか?」

「だって…」


ミントは満面の笑みでロイドを見つめた。


「私、ツイてないけど、なぜかいつも大丈夫だから!」


その言葉に、ロイドは少しだけ笑った。


「…まあ、そうですね。今までも、なぜか大丈夫でしたから」


こうして、三枚目悪役令嬢の、なぜか大丈夫な辺境生活が始まった。


第2話:三枚目悪役令嬢、政争敗者を何となく拾う


【開店初日:看板より先に人を拾う】


「よーし! 今日から『何でもちょっとだけ屋』開店だ!」


朝一番でミントは張り切っていた。が、ロイドが現実を突きつける。


「ミントさん、まず看板を──」

「あ! 誰か倒れてる!」


ミントは店の前の溝に転がっている一人の男を発見した。


ロイドが急いで駆け寄る。


「大丈夫ですか? …これは、重傷です」

「え? でもまだ生きてるよね? ねえ、起きてー!」


男はぼろぼろの貴族服を着ており、顔には深い傷があった。明らかに戦闘の跡だ。


「…水…」

「あ、水! ロイド、水!」


ロイドが水筒を差し出すと、男は必死に飲み干した。


「ありがとう…だが、ここはどこだ?」

「辺境の町だよ! で、あなた誰?」


男は一瞬迷ったが、弱々しく名乗った。


「…クローディス。ただの流浪の騎士だ」

「うそー。だってその服、高そうじゃん。もっとぼろぼろなら信じるけど」

「ミントさん、失礼です」


クローディスは苦笑した。


「…鋭いな。実は…敵国の政争に敗れた貴族だ。命からがら逃げてきた」

「政争? なんかかっこいい! でも負けちゃったんだ」

「…まあ、そうだ」


ロイドが警戒して尋ねた。


「追手は?」

「…しばらく来ないだろう。だが、いつかは」

「じゃあ、ここにいれば安全かも!」


ミントが明るく言う。


「え?」

「だって、ここ辺境だよ? わざわざ追ってこないでしょ。疲れるだけだもん」

「…確かに、道理は通っているが」


【三枚目看護と軽口診療】


クローディスはミントたちの空き家(自称店舗)に運び込まれた。


「で、どこが痛いの?」

「…ほぼ全身だ。特にこの傷が──」

「あ、それ消毒しないと! …消毒液ある?」

「ありません」(ロイド)

「えー? じゃあ、代わりになんか…あ! お酒ある?」

「酒で消毒は医学的に──」

「でもテレビでやってたよ!」

「この世界にテレビはありません」


結局、近所の老婆が「これで消毒しろ」と怪しい薬草をくれた。


「うわ、これくさい…」

「文句言うなら自分でやれ」(老婆)

「はいすみません…」


ミントが薬草を傷口に塗りながら、軽口を叩く。


「で、政争って具体的に何したの? 王位争い? それとも陰謀?」

「…後者に近いな。私は改革派だった。だが、保守派が力を握り…」

「あー、よくわかんない! でもとにかく負けちゃったんだね。かわいそう」

「かわいそう、か…」


クローディスは自嘲的に笑った。


「しかし、なぜ私を助ける? 追手が来るかもしれないのに」

「だって、放っておくわけにはいかないでしょ。それに…」


ミントはにっこり笑った。


「あなた、働けそうじゃん!」

「…は?」

「だって、元貴族でしょ? 字が読める? 計算できる?」

「それは…できるが」

「やった! じゃあ帳簿つけて!」

「帳簿? しかもいきなり?」


【元貴族、三枚目経理を担当する】


クローディスの傷が癒えるにつれ、彼はなぜか『何でもちょっとだけ屋』の経理担当になっていた。


「…これ、経費の項目が『ぬいぐるみ購入』『謎の薬草(効果不明)』『ロイドの鎧磨き代(なぜか必要)』となっているが」

「だって必要だもん!」

「どこがだ!」


クローディスは頭を抱えた。


「まったく…こんな帳簿、会計士が見たら卒倒する」

「でもクローディスさん、元貴族なら会計もできるんでしょ?」

「私は政治をやっていたのであって、小商店の経理では…」


その時、大家がやってきた。


「おい、三枚目娘。今月の家賃だ」

「あ、大家さん! えっと…まだお金ないんですけど」

「なんだと! 約束だろ!」

「でもでも! 代わりにこれ!」


ミントはまたぬいぐるみを取り出す。今度はウサギだ。


「…前回は熊、今回はウサギか」

「手作りです! 愛情たっぷり!」

「…娘がまた喜ぶだろう。わかった、今月はこれでいい」


大家が去った後、クローディスが呆れて言った。


「…家賃をぬいぐるみで払うとは。経済学の教科書を書き換えなければならないな」

「でも払えたからいいじゃん! ね、クローディスさん、これも帳簿につけてよ」

「項目名は? 『家賃(ぬいぐるみ払い)』か?」

「それでいいよ! わかりやすいし」


【最初の依頼:なぜか政争敗者が解決】


数日後、店に最初の依頼が来た。


「すみません…隣の村から、魔獣が作物を荒らすって連絡が…」

「了解! 魔獣退治、ちょっとだけお安くします!」


ミントは張り切るが、ロイドが現実を突きつける。


「ミントさん、私一人では限界があります。特に集団で襲ってくる魔獣なら──」

「あ! じゃあクローディスさんも連れてく!」

「私が!? 私は文官だ!」

「でも元貴族なら戦えるでしょ? だって剣の授業とかあるんでしょ?」

「それは基礎だけ…!」


結局、クローディスも無理やり連れ出された。


現場にて:


確かに、小型の魔獣が群れをなして畑を荒らしていた。


「うわ、けっこういるね…ロイド、大丈夫?」

「…難しい数です」

「じゃあ、クローディスさん、なんか策ない?」


クローディスは魔獣の動きを観察し、ふと考え込んだ。


「…待て。これらは『コボルト』だな」

「それって?」

「群れで行動し、特定の音に弱い。特に…」


彼は周囲を見回し、農具小屋を指さした。


「…あの鐘だ。教会の鐘のような金属音を嫌う」

「え? でもここ教会ないよ?」

「農具を叩けば、似た音が出る」


ロイドが納得して剣を収める。


「なるほど…では作戦を」


数分後──


カーン! カーン!


ロイドとクローディスが農具を叩きながら進むと、コボルトたちは耳を押さえて逃げ出した。


「わあ! すごい! クローディスさん、頭いい!」

「…ただの基礎知識だ」


村人たちが感謝して、野菜をお礼にくれた。


「これで一週間は食えるな」(ロイド)

「やった! 初仕事成功!」


【追手登場:でも三枚目すぎて気づかれない】


その帰り道、三人は怪しい集団とすれ違った。


「…あの者たち、尋常ではないな」

クローディスが警戒して小声で言う。


「え? 誰が?」

「今、通り過ぎた男たちだ。あの歩き方…兵士だ」

「でも私服じゃん」

「だからこそ怪しい。私の追手かもしれん」


ミントはきょとんとしている。


「でもさ、クローディスさん、あなた今そんな格好してるじゃん」

「…確かに」

(クローディスはミントから借りたぼろぼろの作業服を着ていた)


「それに顔も泥だらけだし。さっき畑で転んだから」

「…その件は忘れてくれ」


追手らしき男たちが振り返り、三人を見た。


「おい、お前たち。変な奴らはいなかったか?」

ミントが即答する。


「いましたよ! さっき、変な人!」

「ほ、本当か!? どんな奴だ!」

「えっと…背が高くて、かっこよくて、剣を持ってて…でも多分もう遠くに行っちゃったよ。だって速そうだったもん」


男たちは納得して去っていく。


「…本当に信じた」

ロイドが呆れて言う。


「だって、私嘘ついてないよ? クローディスさん、背高いし、かっこいいし…剣は持ってないけど」

「…褒めてるのか、からかってるのか」


【夜:政争敗者の本音】


その夜、クローディスは月を見ながら語り始めた。


「…私は、国を変えたかった」

「へえ」

「貴族の特権を削ぎ、平民にも機会を…だが、それは既得権益を持つ者たちには許されなかった」


ミントはあくびをしながら聞いている。


「で、負けちゃったんだ」

「…ああ。仲間は捕らえられ、処刑され…私はただ逃げただけだ」

「でも生きてるからいいじゃん。だって、死んだらそれまでだよ」

「…単純だが、真理だな」


クローディスはふとミントを見る。


「お前は…なぜこんなにも軽い? 全てを失い、辺境に追放されたのに」

「え? だって、今の方が楽しいもん」

「…楽しい?」

「うん! 王宮じゃ、『お行儀よくしなさい』『そんなこと言っちゃだめ』ばっかりだったけど、ここじゃなんでもできる!」


ミントは嬉しそうに言う。


「それに、ロイドもいるし、クローディスさんも来たし、狼のワンちゃんもいるし…」


(※狼の魔獣は「ガルル」と名付けられ、店の警備をしている)


「…私は、重すぎたのかもしれない」

「え?」

「国を背負い、大志を抱き…それが仇となった。お前のように軽く生きられればよかった」


ミントは首をかしげる。


「でもクローディスさん、軽くなればいいじゃん」

「…どうすれば?」

「簡単だよ! まず、『国を変えなきゃ』って思うのやめる」

「そんなことできるか」

「できるよ! だって今、あなたの国じゃないんだから。ここは辺境だよ。あなたが何しようが、国は変わらないよ」


クローディスは目を見開いた。


「…なるほど。確かに」

「でしょ? だから、まずは『何でもちょっとだけ屋』の経理を完璧にすることから始めよう!」

「いきなり現実か!」


【予告:次は商人が来るらしい】


数日後、町に噂が流れる。


「聞いたか? 大商人が辺境に投資するらしい」

「え? なんでこんな田舎に?」


ミントは耳をダンボのようにして聞いている。


「ねえねえ、どんな人?」

「さあな…とにかく、金持ちらしい」


ロイドがクローディスに小声で言う。


「…もしかして、あなたの追手の罠では?」

「可能性はある。だが…」

「でも!」ミントが割り込む。

「もし本当の商人なら、私たちの店に出資してくれるかも!」

「…楽観的すぎる」


その時、外から豪華な馬車の音。


「来た!」


ミントが飛び出す。そこには、確かに豪華な服を着た商人がいた。


「こんにちは! 『何でもちょっとだけ屋』店主のミントです! 出資してください!」

「いきなりか!?」(一同)


商人はミントをじろりと見て、意味深な笑みを浮かべた。


「…面白い娘だ。では、一つ仕事をやってもらおう。成功したら、出資を考えてもいい」


次回:三枚目悪役令嬢 VS 怪しい大商人!

依頼は『国境の密輸団を壊滅させろ』…って、ちょっと「ちょっとだけ」じゃない!?

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