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悪役令嬢ですが、破滅フラグを論破したら婚約者に惚れ直されました

作者:朝陽 澄
社交界を賑わせる大舞踏会——その夜、侯爵令嬢レティシア・エルフォードは、断罪の場に立たされた。

「お前は学園で、ヒロインを虐げ、恋路を邪魔し続けた悪女だ!」

だがその瞬間、レティシアは微笑んだ。

「……証拠はございますか?」

婚約破棄も、悪女のレッテルも、全部“筋の通らぬ茶番”にすぎない。侯爵家の誇りと冷静な頭脳を武器に、レティシアは、ひとつひとつ“論理”で“恋愛劇”を撃ち砕いていく。

仕組まれた罠、噂の真相、学園に渦巻く陰謀。そして、裏で糸を引いていた意外な黒幕の存在――

これは、感情で動く恋のヒロインたちに、理詰めの悪役令嬢が挑む、華麗なる逆転裁判の記録である。
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