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KickHigh  作者: 与太ハロ
2/2

Prolog─②

前の投稿から5ヶ月も経ってるんだって。

読んでくれてる人いないだろうから、いいんですけども。


読んでくれないかなー|´-`)チラッ


またまた生活の片手間で書いたやつなんで、生温い目で見守ってください。

「はっ…はっ…はっ…」

周りにはまさに血の海。肉の塊。たまに私のちぎれ落ちた身体。これがワインとチキンならなぁ…というカニバリズムに蝕まれた貪欲な妄想は置いて。


「出てきな。お嬢ちゃん。」

「…!」

ずっと居たのだ。崩れた塀が重なってちょうど穴になっているところに。

「アンタ1人?」

「…」

喋ろうとしない。さっきのを見たらな…

「んん…いいよ。ついてきな。」

マウンテンバイクにちょうど荷台がついていたので、そこに乗ってもらう。


「ケネルに行くが、そこでいいね。」

「…」

ったく、返事くらいしろってんだよな…

欠損し治りきらない指を、服をちぎった即席の包帯で縛り、自転車を漕ぎ始めた。


とある学校。2人は水を飲んでいた。

(水道は生きてるのか…)

喉が潤うのを感じながら、腹を痛めない程度にガブ飲み(?)する。

少女は立ち尽くしてこちらを見ている。


今日はとても進んだ。あと少しでケネルだが、夕方近くなっている。もう帰れない。行くしかないな。

「嬢ちゃん、もういいか?いいなら乗ってくれ。」

乗ってきた。

「ケネルまで行くから、落ちんなよ。」

漕ぎ出した。


そして少し漕いだとき。少女が一言言った。

「止まって…」

初めて聞く少女の声に、驚いて止まった。

「んなんだどうしたよ」

「あのね…」

「おう」

「…さよなら」

「え───」

パキッ

少女の頭に横にヒビが入る。割れる。開く。中には頭蓋骨などはなく、汚く生えている歯、長い舌。

唖然として見ていた。するとこっちを向いた。

頭が向かってきて食われ──

─────

───




「あてっ!」

ベッドから落ちてしまった。いてて。

よし、今日も行くべ。目指すところは軍事都市ケネル!ここは市街地だからそんな遠くないとお思いのそこのあなた!私です!

ゾンビの大群がわらわらしてるんすよー。ほら、家の前に…あら、いないわ。

よぉし行動はすぐに起こす!いくぞ!準備するぞ!はやく!私!


「れっつごー♪」

ドアを開け、歩き出した。


そして昼。軍事都市に着いた。恐ろしいほどにゾンビがいなかった。右手に握りしめた木刀が嘆いている。

「ナァンデツカワレナインダヨォー」

CV:わたし。

そして門の隣に立っている人が私を見つけ、何かトランシーバーにむかって叫んでいる。

「隊長!例のやつです!自分では無理です!応援を!」

「了解した!すぐに向かわせる。耐えてくれ!」

んん?わたしか?手厚い歓迎かな?

「あのー、こんにちはぁ。ここに入れてもらえ──」

「寄るな!バケモノめ!」

ライフルを向けられた。え、なんで?

「なんですか!?わたしなにかしました!?わたしと話したくないんですか!?」

「余計なことを喋るな!」

応援とやらが来た。全員に銃を向けられる。

「え、なんで」

「射撃用意!」

「え、ちょ、まっ」

「撃てェ!」

兵士の声とともに銃声が鳴り響く。

「あっえっふっうぇっあっ」

パシュン。パシュン。

喉と膝を貫かれた。

「あえ゛」

地面に膝が着く。

「射撃辞め!」

ひゅー…ひゅー…

首に空いた穴から空気が出入りしてる。なんで?私何もしてない。なんで?なんで?

頭が痛い。手が痛い。手が大きく見える。爪が長くなってる。

痛いなぁ。さすがのあたしも怒るよ。

「あ゛え゛え゛え゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

「全員下がれ!ランチャー兵!射撃用意!」

「テェッ!」

ロケットが向かってくる。遅いから避けちゃおう。

「避けられた!バケモノが…ッ!!!」

だからあたしはバケモノ…

まって、そういえば爪ってあんな長くなかった…


そして近くのビルの窓を見た。え、だれ?この見たことも無い、言葉でも言い表せない、ひたすらデカい肉の塊。バケモノじゃん笑笑笑笑

逃げなきゃ。

「次弾装填完了!発射準備よし!」

「撃て!」

バァン!ガラスに写る肉塊にロケットが当たったと同時に、わたしにも激しい痛みが走る。


まさかこれ、わたし?


どうしよう、どうしよう、どうしよう。そういえばここまでゾンビに見つからなかった。でもそれだけでわたしがバケモノだと言う証拠はー


「ぁグッ!?」


思考が淀む。とてつもない欲求に飲み込まれる。人を殺したくてたまらなくなる。『自分』が水の底に深く深く沈んでいく。


そして次に意識が戻ったのは、鮮血に塗れた後だった。


「ぇ…」


手が真っ赤に染められている。足元には腕が落ちている。


ああ。


ああああ。


あああああああああああああ。


ひところしちゃった。ああ。死のう。ちょうど長い爪あるから。


首を一思いに。

─────

───

プロローグから最初から死にまくりですねー。


投稿頻度遅めなんですが、頑張って早めに、早くしようとして中身が無くならないように頑張ります。

to いるかわからない読者─

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