Prolog─②
前の投稿から5ヶ月も経ってるんだって。
読んでくれてる人いないだろうから、いいんですけども。
読んでくれないかなー|´-`)チラッ
またまた生活の片手間で書いたやつなんで、生温い目で見守ってください。
「はっ…はっ…はっ…」
周りにはまさに血の海。肉の塊。たまに私のちぎれ落ちた身体。これがワインとチキンならなぁ…というカニバリズムに蝕まれた貪欲な妄想は置いて。
「出てきな。お嬢ちゃん。」
「…!」
ずっと居たのだ。崩れた塀が重なってちょうど穴になっているところに。
「アンタ1人?」
「…」
喋ろうとしない。さっきのを見たらな…
「んん…いいよ。ついてきな。」
マウンテンバイクにちょうど荷台がついていたので、そこに乗ってもらう。
「ケネルに行くが、そこでいいね。」
「…」
ったく、返事くらいしろってんだよな…
欠損し治りきらない指を、服をちぎった即席の包帯で縛り、自転車を漕ぎ始めた。
とある学校。2人は水を飲んでいた。
(水道は生きてるのか…)
喉が潤うのを感じながら、腹を痛めない程度にガブ飲み(?)する。
少女は立ち尽くしてこちらを見ている。
今日はとても進んだ。あと少しでケネルだが、夕方近くなっている。もう帰れない。行くしかないな。
「嬢ちゃん、もういいか?いいなら乗ってくれ。」
乗ってきた。
「ケネルまで行くから、落ちんなよ。」
漕ぎ出した。
そして少し漕いだとき。少女が一言言った。
「止まって…」
初めて聞く少女の声に、驚いて止まった。
「んなんだどうしたよ」
「あのね…」
「おう」
「…さよなら」
「え───」
パキッ
少女の頭に横にヒビが入る。割れる。開く。中には頭蓋骨などはなく、汚く生えている歯、長い舌。
唖然として見ていた。するとこっちを向いた。
頭が向かってきて食われ──
─────
───
─
。
「あてっ!」
ベッドから落ちてしまった。いてて。
よし、今日も行くべ。目指すところは軍事都市ケネル!ここは市街地だからそんな遠くないとお思いのそこのあなた!私です!
ゾンビの大群がわらわらしてるんすよー。ほら、家の前に…あら、いないわ。
よぉし行動はすぐに起こす!いくぞ!準備するぞ!はやく!私!
「れっつごー♪」
ドアを開け、歩き出した。
そして昼。軍事都市に着いた。恐ろしいほどにゾンビがいなかった。右手に握りしめた木刀が嘆いている。
「ナァンデツカワレナインダヨォー」
CV:わたし。
そして門の隣に立っている人が私を見つけ、何かトランシーバーにむかって叫んでいる。
「隊長!例のやつです!自分では無理です!応援を!」
「了解した!すぐに向かわせる。耐えてくれ!」
んん?わたしか?手厚い歓迎かな?
「あのー、こんにちはぁ。ここに入れてもらえ──」
「寄るな!バケモノめ!」
ライフルを向けられた。え、なんで?
「なんですか!?わたしなにかしました!?わたしと話したくないんですか!?」
「余計なことを喋るな!」
応援とやらが来た。全員に銃を向けられる。
「え、なんで」
「射撃用意!」
「え、ちょ、まっ」
「撃てェ!」
兵士の声とともに銃声が鳴り響く。
「あっえっふっうぇっあっ」
パシュン。パシュン。
喉と膝を貫かれた。
「あえ゛」
地面に膝が着く。
「射撃辞め!」
ひゅー…ひゅー…
首に空いた穴から空気が出入りしてる。なんで?私何もしてない。なんで?なんで?
頭が痛い。手が痛い。手が大きく見える。爪が長くなってる。
痛いなぁ。さすがのあたしも怒るよ。
「あ゛え゛え゛え゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
「全員下がれ!ランチャー兵!射撃用意!」
「テェッ!」
ロケットが向かってくる。遅いから避けちゃおう。
「避けられた!バケモノが…ッ!!!」
だからあたしはバケモノ…
まって、そういえば爪ってあんな長くなかった…
そして近くのビルの窓を見た。え、だれ?この見たことも無い、言葉でも言い表せない、ひたすらデカい肉の塊。バケモノじゃん笑笑笑笑
逃げなきゃ。
「次弾装填完了!発射準備よし!」
「撃て!」
バァン!ガラスに写る肉塊にロケットが当たったと同時に、わたしにも激しい痛みが走る。
まさかこれ、わたし?
どうしよう、どうしよう、どうしよう。そういえばここまでゾンビに見つからなかった。でもそれだけでわたしがバケモノだと言う証拠はー
「ぁグッ!?」
思考が淀む。とてつもない欲求に飲み込まれる。人を殺したくてたまらなくなる。『自分』が水の底に深く深く沈んでいく。
そして次に意識が戻ったのは、鮮血に塗れた後だった。
「ぇ…」
手が真っ赤に染められている。足元には腕が落ちている。
ああ。
ああああ。
あああああああああああああ。
ひところしちゃった。ああ。死のう。ちょうど長い爪あるから。
首を一思いに。
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。
プロローグから最初から死にまくりですねー。
投稿頻度遅めなんですが、頑張って早めに、早くしようとして中身が無くならないように頑張ります。
to いるかわからない読者─