第五十七章 ようやく悪魔だいたい揃う
「というわけで、打倒魔王の目標を掲げ、決起会をしようと思います!」
とタノが宣言。悪魔たちが騒ぐ。
「わ~ん!通帳かえして下さーい!」
「我の魔法学を受けたら返してやろう。」
「ジ、ジブンにも教えてください!」
とロードさんにくっつくマモンとサタン。
「みんな楽しそうでよかった...」
「騒ぎましょ!にぎやかな方が楽しいわ!」
と酔ってるサルラと少したのしげなレヴィアタン。
「もぎゅもぎゅごくごく。」
「むしゃむしゃがつがつ。」
目を輝かせながらタノとトーレンさんとマッド・クッカーの料理をむさぼるアンナとベルゼブブ。お久しぶりですね。
「はぁ~。最高の寝床ぉ~。」
そして二人の膝を枕にしてご満悦のベルフェゴール。そろそろツッコミ入れるか。
「俺たちお前らの主をしばこうとしてんだぞ!何バカ騒ぎしてやがんだ!」
「まぁまぁ、そんなに興奮すると体に良くないよ。」
となだめてきたのは男か女かよくわからない外見と服を着た美形であった。こいつがアスモデウス。
「おめぇもだよ!お前らの主倒そうとしてんのに何宴会に混ざってんだぁ!」
※俺とタノは(まだ)素面です。ロードさんは酒が効きません。
「人間大好きだから仕方ないじゃーん。」
「そうそう、主人公が怒りすぎて頭の欠陥が切れて死んじゃったらシャレにならんよ。」
「何しれっと出てきてんだ作者ぁ!」
と、セイは怒り心頭。まあ悪魔が飲め食え歌えのどんちゃん騒ぎしてんだから当然か。
「もう怒り通り越して呆れたわ。」
と言い席に座りトーレンさん特製しぼりたてブドウを飲む。
「酒の席で男女がたくさん...何か起こらないかなぁ。」
とぶどう酒を飲みながらそわそわしてるアスモデウス。残念ながらここはR-18じゃないんでね。そんなことは起きんよ。ではここでインタビューをしていきましょう。
「アスモデウスさん、あなたはなぜ、人間が大好きなんでしょうか?」
とたんにアスモデウスの顔が赤くなって、
「もちろん、ここまで恋に悩み、恋に苦しみ、恋に死ぬような生き物はほかにいないからだよ!人の恋を見るのも、人に恋されるのもだぁいすき!」
ではここでもう一つ質問。
「恋をしたことは?」
とたんに悲しげな表情になり語る。
「あったよ、昔は何度も。でも人間ははかない生き物だから死別が多くって、傷つくから恋をするのはやめたんだぁ。」
「悪魔ゆえの悩みってわけですね。」
「何度も人間になりたいって思ったよ。何度も死にたいって思ったよ。」
「おおっと酒の席が湿っぽくなるのでここまで!」
周りを見渡してみると...思わず目をそむけたくなるようなバカ騒ぎの数々が!(魔法の講習を受けてるマモンとサタンは別。)
「自分で作る料理を人と食べる!ここまでの喜びはなぁい!」
「美味しいものを食べるよりもうれしいことはありませぇん!」
「わたしも~。」
とべろべろに酔ってるタノ、アンナ、ベルゼブブが幸せを語ってる。
「ZZZ...」
その横で寝てるベルフェゴール。
「アンタもっと飲みなさいよぉ~。」
「君が言うならいくらでも...ヒック!」
と二人して酔ってるカップル。
「はぁ~、悪魔の人の恋おかずにご飯が進む!」
とこちらも酔いながらときめいてるアスモデウス、死屍累々とはこのことだ。
「結局こうなんのかよ、大人ってバカらしいなぁ!」
「そんなもんさ、君もいつかこうなる。」
と酒を飲んでない未成年(セイと作者)は語りあった。
ちなみに私(作者)はまだ学生です。




