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第五十二章 戦いを終えて一回休み

「久しぶりだね、大人数で食卓を囲むのは。」

「料理を手伝ってくれて助かりました。それにしても手際が良いですね。」

「こちらこそ、大人数の食事を作れる機会なんてめったにないものですから楽しめました。」

「もきゅもきゅもぐもぐ、ごっくん。おかわりください!」

やっぱ食うのはやいなこいつ。

「普通の量の倍作っておいてよかったよ。」

「ていうかよくそんな量の食材あったわね。」

「本当だ...数十人分の食材がよくあったね...」

と吸引力の変わらない唯一の聖騎士アンナを横目に言う。

「トーレンさんが持ってきたり作ったりしてくれたんだよ。」

「植物由来なら基本は作れますから。」

「なるほど、だからアンナの食費で破産しなかったのか。」

「失礼な!これでも子供のころは今の3分の1くらいしか食べてなかったんですからね!」

「それって何歳のころだ?」

「8歳です!」

やっぱり大食いじゃねぇか!

『チーン!ドンガラガッシャーン!スットコドッコイ!アンポンタン!チーン!ドンガラガッシャーン!スットコドッコイ!アンポンタン!』

「お、アップルパイが焼けたみたいだね。」

「なんか馬鹿にされてる気分ね...」

「そうだね...気が滅入ってきたよ...」

『ロクデナシー!』

開けるときもうるせえな!

「!デザートですか!?」

「いいにおいね~。」

「さあおあがりよ!アップルパイにバタースコッチシナモンパイにエスカルゴパイ!」

エスカルゴ?カタツムリじゃねぇか!キモイzoy!怖いzoy!と俺は顔をしかめた。

「おいしそうだね...エスカルゴパイを一切れくれないかい...?」

「はい、どうぞ。...!」

「よく行くな、それカタツムリのパイだぞ。...!」

「チャレンジャーね。...!」

「むしゃむしゃがつがつ...!」

「「レヴィ!」」

「レヴィアタン!」

「あの悪魔の人!」

「ようやく気付いたんだ...ひとつ言いたいことがあったんだけどうまく話しかけられなくて...」

すまんな、気づけなくて。

「?言いたいことってなんだ?」

「ああ...憤怒、つまりサタンは争いを好むから仲間割れには気を付けてって伝えたかったんだ...」

「重要な内容だったわね。教えてくれてありがとっ。」

「ああ、君の助けになれるなら何よりだ...じゃあ頑張って...」

「ああ、レヴィアタン君だっけ?もう夜も遅いから泊まっていきなさい。」

やっさしいなぁ、やっぱアンナのお父さんは。こいつが馬鹿強い悪魔って知らなそうだけど。

「最高だぁ!この沈み込むような超低反発ベッド!」

「まったく、何のためにここに来たかわかってるのかい?」

なんだっけ、トーレンさんがさみしがるからだっけ。と俺は首をかしげる。

「はぁ...」

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