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第四十話 この手に限る

「今気づいたけどあと四ゲームもやんのこれ!?」

「頑張ってください、ね。」

サルラが目を潤ませながら言う。シバくぞほんま。

「やっぱシバこ。」

「え?なんですその固く握りしめたこぶしは?」

「さすがに女の子に手を挙げるのはやめろよ、主人公ブッ!」

「私のお嬢様に手を出させるわけにはいかなグェッ!」

あ、わり。思わず飛んできたストーカー...メイドごと殴っちまった。

「ほんとに殴る気だったのか!」

「いや、トーレンさんを呼ぶ予定だった。」

「お嬢様が危険な目に遭ってないでしょうねぇ!」

うおっ、鬼気迫る表情ってやつだ。

「今そこの悪魔に遭わされてる。」

一瞬で悪魔を殴ろうとして止められてルールを理解して椅子に座ってゲームやってぼろ勝ちして帰ってきた。

「お嬢様を危険な目に遭わせるわけにはいきません、私が戦います。」

「トーレンさん、凄いです!」

めっちゃ照れてる、それにしてもほかの奴の椅子に種くっつけて手札見るとかこすいなぁ。

「よっしゃぁ!これであと三ゲームやりゃぁ帰れる!」

「あと三回やればお嬢様が手に入ると!?」

ちがぁぁう!!けどそういうことにしとこ。俺は静かにうなずき、タノが騒がしく首を振る。よいことしか信じないのが生き物の性だ。

「俄然やる気になった!」

ロードがとっさに止めてその場に拘束した、その間コンマ2秒!

「落ち着け、雑草。」

あ、寝た。

「すぴー、すぴー。お嬢様ぁ、むにゃむにゃ。」

「しっかりと真実を伝えよ、自爆魔。」

ちくしょう、まあいい。それよりも。

「あっちで見覚えのある骨が三体いないか?」

「うむ、魔力も一致しておる。」

「骨兄弟と骨吉さん?」

お、あっちも気づいたようだ。骨吉がマッハで魔法陣を書き上げとる。

「また会ったな、兄弟。」

「どうも、また会いましたね。」

冷や汗だらっだら。

「兄ちゃん!雇い主が逃げようとしてるよ!」

恐ろしく速い避難準備。俺以外でなきゃ見逃しちゃうね。

兄「どこへ行くんだぁ?」

吉「お、お前たちと一緒に、ひ、避難する準備だぁ!」

弟「そのサイズの魔法陣でかぁ?」

おぉ、醜い、実に醜い。一人用の魔法陣に三骨も入ろうとして殴り合いの大喧嘩になってる。いいぞもっとやれ。

「ピシュン。」

お、見事に頭は転送できたようだな、頭は。他の部位が余ったせいかロードとタノがすっごい嬉しそうにしてる。今日はラーメンかな。

「そろそろトーレンさんを解放しませんか?セイ一人に任せるのも申し訳ないし。」

「いや、もっといい方法がある、自爆しろ。我も続く。」

「あ、ここ壊すんですか?」

仕方ねぇ!

「奥義ヒテンミツルギギリギリハゼルジバクセット!アー!」

「スーパーエクスプローシブカミカゼアタック。」

「わぁぁぁぁ!ハイエスト・ウォリアー、デュアルサモン!」

「作者権限フル乱用!」

爆発オチなんてサイテー!

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