第二章 最初の街なんてねーよ!
第二作!どうぞお読みください。
なんとか生き残ったものの、これからどうするか、すると目の前に第一発見異世界人である旅人が通りかかった。ちょうどよかったので俺は
「すみません、ここから一番近い街ってどこですか?」すると旅人は
「ここから一番近い街はナンテネーヨだ。」
「?一番近い街がないんですか?」
「だから一番近い街がナンテネーヨなんだって。」
「近い街がないのか。困りましたねぇ。」
「ああもう!一番近い街の名前がナンテネーヨなんだよ!」
俺は少し混乱したあと、理解した。
「で、それってどこにあるんでs」
俺は聞くのをやめた。目の前にあったのだ。町の門が。
ワオ!すっごいご都合展開。俺はその街の門に向かおうとした。だがその瞬間、
「ナンテネーヨは入国料っぽい感じで銀貨一枚払わなきゃ入れないぜ。」
うん。全然ご都合じゃないね!そんな独り言を呟いていると腹が鳴った。よし、町よりまず飯だ!俺はそばにある森に入り、食べ物を取りに行く...わけないんだなぁこれが。作者は俺を殺さないように動くはずだから餓死する前になんかくれるだろ。とか思っていたら森の中にうまそうな猪の丸焼きが!ハーブと胡椒の香りが鼻をくすぐる。
「いただきまーす!」
とかぶりつこうとすると、どこからか
「殺すぞー!」
と物騒な声が。
「人の昼ごはん勝手に食べないでくれる?まあ少しは上げるけど。」
と青年が話しかけてきた。
ここで俺の名推理が発動!
「あなた、もしかして作者ですか?」
「そ、そそそんなわけないじゃないですか!」
あ、確定。それでは最大限お言葉に甘えて丸焼きをごっそり持っていく。後ろから怒号が聞こえるけどかまへんかまへん。
そして、俺は新たな旅人を待っていた。入国料もったいないし持ってないからね!そして通りかかったその瞬間!俺は粉化して旅人のポーチに丸焼きごと入った。と思ったら俺は風に飛ばされ宙に浮いていた。
「あ、これは終わったわ。」
しかし作者のご都合展開により風はナンテネーヨの方角に向き、俺は見事入国を果たした。よし、第一関門クリアだ!
第二作でした。作者が登場するのがよくない時はご忠告お願いします。