第一章 自由落下
導入が雑なのでご了承ください。
「オラァ!金出せや!」
と不良がすごんでいる。
「も、もう持ってません!」
この俺、高校生である石崎誠也はされるがまま屋上に連れてこられ、いつものように柵にたたきつけられた。もう金もない。このまま殴られ、こいつらが飽きるまで耐えるか。
そう考えていたが、突然
「ミシミシッ!」
と自分のすぐ後ろで聞こえた。その直後、
血の気が引いた顔をした不良たちがすぐ上に見えた。そして、自分が落ちたとわかったので、回想ロールに入りまーす!
「ああ、落ちた、落ちたんだ。ちぇっ!死ぬんだったらあいつらを一発ぶん殴るんだったよ。これで人生終わりだぁ!さぁーて、来世の誠也さんはぁ?誠也死んで美少女に生まれ変わり、誠也このまま異世界転生、誠也天国で自堕落な生活、の三本です!」なんて馬鹿なことを考えているとついに地面、、、ではなかった。ずっと落ちている。目を開けると青空が広がっていた、しかし不良がいない?
まさか今自分で笑ってた自虐ネタが本当になったのか!
と思ったがこの高さから落ちたら死ぬやないかい!
とツッコミを入れて地面に盛大に落ち、爆散した。意識はある。しかしどこも動かない。あたりにさわやかな風が吹き抜け、自分は宙を舞っていた。
「は?ちょちょっと待って!今俺どうなってる!?」そう思うとともに上に黒と肌色の粉が舞い、同時にそれが自分の身体だと感覚的に気付いた。
「これ、急いで戻らないとじゃねぇか!吹き飛ぶ!」そう思い。ずっと戻れと念じていたら、戻った。
3mくらいの高さから落ちたが足からなのでセーフだった。
「助かったのか?異世界に飛んでしまったのか?」そう思いつつ、生きている喜びをかみしめた。
読んでいただきありがとうございます。これは導入なのでもちろんこれからも書くのでよろしくお願いします。