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初プロポーズ

「なあ、妹よ。」

「なにー?」

「おれと結婚してくれよ」

「むりっ」





おれには、沙織さおりというふたつ歳のはなれた血のつながっていない妹がいるのだが、さおりは超かわいいんだ。

沙織は、おれが14歳の時に現在の父親の連れ子としてやってきた。はじめの頃はなじむまで時間がかかったが、今ではすっかり仲良しだ。

最初は、しっかりと妹としてかわいがっていたのだが、気づいたら恋愛感情を抱き、結婚したいと考えていた。


おれは兄としてどう思われてもいい。


おれは沙織が好きだ。


そして、沙織は16歳。これが何を意味するか。

おれは、沙織が12歳で妹になってから、16歳になる日が来るまでずっと待っていたのだ。


そう。女性は16歳になると結婚できる。

そして、おれも今年で18歳だ。


簡潔に言おう。

おれは今日、妹の沙織にプロポーズをする。

準備は完璧だ。






「ただいまー」

「おかえりなさいー」


沙織が帰ってきた。母親と話しているようだ。

まずは沙織とふたりになろう。


「あ、さおりおかえりー」


まずは、いつも通り接する。


「おにいちゃんっ、ただいまっ」

「ちょっといいかー?」


手招きしておれの部屋へ誘導する。


「え、なになにー?」


もちろん何も疑わずについてくる。


「まぁまぁ」


とりあえずおれの部屋に入れることは成功した。


さあ、あとはプロポーズをするだけだ。


「あ、あのな沙織」

「なにー?」

「そのー、おれとな」

「うん?」

「そのー。おれとー。おれと結婚してくれないか?」

「…。え?」

「いや、だからその、結婚してくれないか?」

「え、あーっ、もぉおにいちゃんからかわないでよぉ」


沙織は、おれが本気ではなくからかっているとおもっているようだ。


「いや、からかってるわけじゃなくて…」

「わたし宿題あるからさっ」

「ちょっとまっ…」


結局、相手にしてもらえず部屋に戻ってしまった。


おれの初めてのプロポーズは失敗に終わった。


よし。なにがいけなかったか考えて、次に活かそう。





おれと妹の婚約はまだ先になりそうだ。

思い付きで書いてみましたので内容など、薄いかもしれませんがよろしくお願いします。

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