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あなたの好きな人は誰ですか?その人の事は本当に好きですか?

ストレス解消の為に書いたものですので、

1ミリも期待しないでください。

意味がわからなかったり、矛盾点が大量にあります。

それに耐えれるという鋼のメンタルな人は是非読んでください。

僕は、脇役だ。



僕の人生の中で何度もそう思ってきた。僕は今までの人生の中で主役を引き立てる脇役だった。脇役は、どんなアニメでも一番幸せになることはない。悪役ほど目立つわけでもない、ただの脇役である。主役が一番目立ち、脇役がそれを引き立てる。不要な存在では無い。でも、いや。だからこそ辛い。ぼくの好きな人は僕のことが好きじゃない。そんなのは分かってるし、当たり前だと思う。僕の好きな人は、明るかった。僕は基本的に女子には話しかけられないし、話しかけない。いや話しかけられない。だけど、ぼっちというわけでもない。アニメという共通の趣味で友達になった2人いる。そう言い聞かせて、陰キャであるのを受け入れようとしていた。小、中学校でも陰キャラではなかった。陽キャラとは言い切れないが、確実に陰キャラじゃなかった。でも、モテなかった。女子と話すのはすごく緊張しちゃって、どうにも話しかけられない。だから、女子と喋った最後の記憶は小学生だ。ぼくの今の好きな人はすごく可愛いというわけでもない。ただ、優しくて笑顔が似合う。初めは高校生初めての授業で、席が前だった。質問したいところがあったけど、誰かに聞くのは勇気が出なくて出来なかった時、気さくに声をかけてきた。

「ここ分からないよね〜。私もwww

どうしよー。ねーー?」

この時の、笑顔は今でも覚えている。ここまで笑顔が似合う人はいないと思うほど可愛かった。久しぶりに女子には話しかけられて、変にテンションが上がったし嬉しかった。普通の人なら、急に話しかけてきて何なんだよこいつみたいに思うだろうが、その時の僕は普通じゃなかった。だから僕みたいな、見た目がすごく陰キャで、自己紹介で緊張して声がこもって、誰にも話しかけられずにいるやつに話しかけてくれるなんて。。。と意識するようになった。その後は笑顔を見た瞬間はっとする。

 でも、アニメの、恋愛はどれも共感が出来なかった。何をやるにもその人を思い出したりはしない。いざ話すとなった時に、一番緊張するだけだ。その人の全てを受け入れてでも好きになる程僕は夢中でもないし、その人が他の男子と喋ってもっと可愛い笑顔を出しても嫉妬なんてなかった。あーかわいいなーという一心だ。でも、今まで恋をしてこなかったから、これは恋なんだと言い聞かせた。

恋をしたかったから。

青春とやらをしてみたかったから。




はぁ、何考えてんだろ...?



 そんなことを思って、2秒程度のため息を吐いて、フラフラと廊下を歩く。この日は、僕にとって35℃を超えていると感じた。好きな人からも連絡はないのは当然だが、友達とも遊んでいないのだ。夏休みに入って2週間は経ったが、好きな人から連絡がないというのは、気持ちが不安定になる。接点がないから、当然だが、頭で理解していたとしても、体がそわそわとして、心臓がトクントクンと音を奏でる。食事中は連絡が来ているかもしれないと思い出すと、貧乏ゆすりが止まらず、着信音が鳴ればたとえ姉のと分かっていても携帯を確認しに行く。そんな事が続くのはもう2週間を超えている。

 珍しく僕の携帯に着信がきた。ぼくは飛びついて確認した。ただ、好きな人ではなかった。けど、そこまで落ち込まなかったのには理由がある。友人の2人のうちの1人の高橋であった。夏休みに入って初めて遊びの誘いがきた。中学生の頃は、遊びに何度も行った。だから、彼は友達と遊びに行きたいと思っていたし、なにより、忘れられると思ったからだ。分かったと彼は胸を躍らせながら、指を軽やかに動かした。「おけ」と送った。久しぶりに遊ぶのに誘われついつい細かく見なかったが、集合時間は、3時だった。僕の家から、その集合場所に歩いていくと大体15分程度のため、僕はわくわくしながら、緊張からちょっと腹痛を感じて。2時30に家を出た。

 駅に着いたのは、2時40分だった。集合時間まで、少しずつ近づいていくとともに、楽しみになって、小さな腹痛が大きくなっていく。周りを歩いたり、謎の行動をし続けてしまう。まるで、1分1分がずっと続くのかと感じた。待っている時に、ふと思った。誰が今日来るのかと。いつも、僕は高橋と斎藤と話しているから、そうなんだろうと感じてそう考えたのを無かったことにしようとした。先に斎藤が来た。斎藤は、14時50分ぐらいに着く。1人が来たことで、腹痛は治まりいつの間にか時間が過ぎる。集合時間から、5分前に高橋が来る。

「結構早く来たつもりだったんだけどな〜。今何時?」

と、聞くと僕が、

「まだ5分前だしねー。でも意外だなぁ。高橋がそんなに早く来るなんて(w)」

と答える。とっさに高橋が、

「えっ?それ、地味に煽られた?w」

と、ありふれたセリフを吐き電車に乗った。

その日は、高橋が行き先を教えてはくれなかったが、とにかくついて行った。近くにある、ショッピングモールに行くらしい。いや、近くなんだから隠す必要あったのかと、疑問を抱きながら、電車に揺られる。ガタンゴトンガタンゴトンと、まるでわざと大きな音を出してるのかと思うぐらい電車に響く。普段、学校に行くときは、電車の音なんか気にしなかったのに。

「久々のショッピングモールだなー」

と斎藤が言う。僕も

「僕もだー。本当に久々だなぁー」

と返す。懐かしいこの雰囲気に、僕はつい学校に行った気分になった。

 ショッピングモールに着くと、高橋が

「お揃いの服を買おう」

と、言い出した。あー懐かしい。お揃いの服を買うなんて中学生以来なんじゃないかと感傷に浸っていた。斎藤が、

「えっ?やめとこーよー。自分の欲しいものだけ買えばいいってー。ねー酒井ー」

と僕に結論を求めてきた。僕は

「たまにはいいんじゃない?」

と、返した。すると、斎藤は少し不満気そうにわかったーと言う。じゃあ。と高橋は、空気が読めないのかとつっこみたくなるぐらい嬉しそうにして、これにしよーと取り出したが、なかなかの個性的な服だった。真っ黒なtシャツに、白いガイコツが描かれている。僕たちは、普段おとなしめの服ばかり着るからと言って差し出したそうだ。高橋がこれが好きなんだとも言ってきたが、僕は少し疑念を抱く。今着ている高橋の服はすごくオシャレだったし、背が高くかっこいい高橋にはお似合いの服だった。だから、

「高橋って、どんな基準で服選んでる?例えば今日の服って何で、それ選んだ?」

と、言った。すると、

「えっ!?何かこの服まずかった?」

「いやっ、そういう意味じゃなくてちょっと気になって」

と慌てて返す。普段の会話だと細かいことは、気づかないのに今日は勘が鋭かった。

「うーん。俺、母さんに買ってもらってるんだよねー」

「あーそういうことか」

「いやどういうことだよ酒井!ねーえー」

「なんでも?」

と返したら、逆に気になったのか何度も聞き返してくる。だからあーあーと適当に返してくると急に高橋が顔色を、変えて俺に言ってきた。

「おい酒井!あの女子2人組の1人さ、木下さんと、古賀じゃね?」

と言ってくる。僕も視界を狭めて見ると、確かに木下さんと古賀さんだ。僕も急に緊張してきたし、何してるんだよ!神様!と怒りたくなってきた。僕の好きな人は、古賀さんだ。その2人組も、はっと気づきこちらに近づいてきた。僕は、必死に古賀さんに話しかけられた時に先ず何を、話すかを必死に考えた。”久しぶりですね"か、”こんにちは”だ。どちらがより親近感が湧くか必死に考えていると、古賀さんが、

「高橋じゃんw久しぶりだねー」

と僕に昔見せた笑顔よりも満面の笑顔で、高橋に話しかける。僕は、木下さんに

「酒井くんだよね?おはよー。あれ?違うな?こんにちはーかな?うん。こんにちはだね。こんにちは〜」

と陽気に話しかけてくる。一瞬、高橋に睨まれた気がした。高橋と古賀さんが、話しているとき、古賀さんの笑顔がいつもより似合ってた。だから、僕は話しかけてくれた木下さんに返事もせずに見惚れていた。すると、肩をポンと叩かれて、木下さんが

「そんなに、古賀っちが好きなのー?」

「そんなことないよ!」

と、慌てて少し声が大きくなって言ってしまった。

「そっか」

何かいつもの木下さんよりも、素っ気ない返事が返ってきた。

 高橋と古賀さんは、小学校からの幼なじみで、家が近いらしい。古賀さんは、高橋が好きだと、確信した。よくアニメにある典型的なタイプだ。僕はまた主人公を引き立てる脇役になるのかと確信した。僕はあくまで主人公の友達役なのかと思った。同時にまた僕はまた主役になれないのかとも思った。



一一一また僕は脇役だ。


国語は大嫌いなので、小説をやって好きになろうと思ったのがきっかけで初めて見ました。

思ったより、大変だしこんな変な物語でも疲れるものですね。

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